家計簿歴10年の私らいでが6年以上愛用している家計簿アプリマネーフォワードMEについて「使い方」「始め方」「最短で貯まる家計簿になる手順」「記録が楽になるおすすめ設定」まで、誰も教えてくれない、ここでしか知れない内容を、徹底的に解説していきます。
正直、私が家計簿アドバイザーとして活動している中でお話ししている、有料級の内容です。
この記事がおすすめな人
- マネーフォワードMEをインストールして放置したまま
- マネーフォワードMEを何となく始めたけど使い方がいまいちわからない
- いつも家計簿で挫折して続かない
- マネーフォワードMEで家計簿が継続できるように頑張りたい
- マネーフォワードMEを最短で使いこなせるようになりたい
この記事だけで、マネーフォワードMEをダウンロードしてから最短で使いこなすための手順がわかります。
- 資産管理アプリマネーフォワードMEはおすすめ?
- マネーフォワードMEの始め方(全体図)
- 【STEP1:事前準備:始める前にやるべきこと】
- 【STEP2:マネーフォワードMEアカウント登録・初期設定】
- 【STEP3:有料お試しプランへ申し込む】
- 【STEP4:全ての金融サービス口座を登録】
- 【STEP5:4つの基本メニュー画面を理解しよう】
- 【STEP6:連携した金融口座のグループ化・並べ替え】
- 【STEP7:資産・口座メニューを整理する】
- 【STEP8:正しい収支管理のためのカテゴリ設定】
- 【STEP9:連携された「入出金」収支記録を修正】
- 【STEP10:最初に行うべきマネーフォワードMEおすすめ設定】
- 【STEP11:慣れてきたらやるべきマネーフォワードMEおすすめ設定】
- まとめ
資産管理アプリマネーフォワードMEはおすすめ?
私自身、様々な家計簿アプリを利用して8年の経験からお話ししますが、マネーフォワードMEは資産管理をしたい方に最もおすすめの家計簿アプリです。
しかし、おすすめできない人もいます。
まず、マネーフォワードMEを使い始める前に必ず確認していただきたいことを理解してからマネーフォワードMEの設定を進めるのがお勧めです。
おすすめな人/おすすめしない人
マネーフォワードMEは、「資産管理をしたい人」にはおすすめです。
一方で、「支出管理をしたい人」には使いづらい点がありおすすめできません。Zaimがおすすめです。
おすすめできる人
- 自分の総資産を管理・把握したい人
- 株式投資や暗号通貨を多く所有していて、資産と一緒に管理したい人
- 認知度の低い金融機関を利用している人
おすすめできない人
- 支出を管理・把握したい人
- 無駄な支出がないか分析して改善したい人
- 家計簿の支出カテゴリーを自由にカスタマイズしたい人
- 連携したい金融機関が多すぎる人
その他にもマネーフォワードMEで使いづらい部分やおすすめできない理由は以下の記事でまとめています。
私がおすすめする家計簿アプリZaimとマネーフォワードMEの徹底比較はこちらの記事で行なっています。
マネーフォワードMEのセキュリティは?
マネーフォワードMEは東証プライム上場企業の株式会社マネーフォワードが運営しており、業界最高水準のセキュリティで管理されていて安全といえます。
以下のような安全への取り組みをしています。
家計簿アプリのセキュリティについての詳細は、こちらの記事で説明しています。
無料プランだけで使うのは困難
マネーフォワードMEは、アプリを無料ダウンロードして利用できますが、無料版で使いこなすのは困難です。理由は以下の通りです。
- 無料版では、金融サービス連携が4つまで
- 資産管理のために重要な機能が大幅に制限されている
無料版だけで資産を効果的に管理していくことは非常に難しいです。
マネーフォワードMEの有料版機能の説明はこちらで解説しています。
マネーフォワードMEは使いこなせるようになると、有料プラン月額480円以上の価値は十分にあります。
この完全ガイドを見て、有料版を使いこなせるようになりましょう。
マネーフォワードMEの始め方(全体図)
以下の11ステップでマネーフォワードMEを完璧にマスターすることができます。
- 【STEP1:事前準備:始める前にやるべきこと】
- 【STEP2:マネーフォワードMEアカウント登録・初期設定】
- 【STEP3:有料お試しプランへ申し込む】
- 【STEP4:全ての金融サービス口座を登録】
- 【STEP5:5つのメニュー画面と連動の仕組みを理解しよう】
- 【STEP6:連携した金融口座のグループ化・並べ替え】
- 【STEP7:資産・口座メニューを整理する】
- 【STEP8:正しい収支管理のためのカテゴリ設定】
- 【STEP9:連携された「入出金」収支記録を修正】
- 【STEP10:最初に行うべきマネーフォワードMEおすすめ設定】
- 【STEP11:慣れてきたらやるべきマネーフォワードMEおすすめ設定】
ここから細かく解説をしていきます!
【STEP1:事前準備:始める前にやるべきこと】
いきなり、マネーフォワードMEをダウンロードして操作するより前に、準備をしていただきたいことがあります。
ここで、「そもそもマネーフォワードMEよりもZaimの方がいいかも」といった気づきがあったり、そもそもマネーフォワードMEが最適ではない可能性が出てくるからです。
家計簿をつける目的を明確にする
まず、なぜマネーフォワードMEを始めようと思っているのか必ず明確にしてください。
家計簿をつける目的は?(質問例)
- なぜマネーフォワードMEを選んだ?
- 何を把握できるようになりたい?
- 何を実現したい?
家計簿をつける目的は、「支出管理」「資産管理」の大きく2つに分けれると思います。
家計簿をつける目的が「支出管理(支出と収入の中身を見れるようにしたい)」なのであれば、家計簿アプリアドバイザーの私としては、Zaimがおすすめです。
支出管理にマネーフォワードMEがおすすめな理由はこちらの記事で解説しています。
マネーフォワードMEとマネーフォワードMEの徹底比較記事についてはこちらで解説しています。
必ず、こちらの記事を確認して、自分に合った家計簿を見極めてから、家計簿をつけ始めてください。
家計簿びに失敗すると今までの時間も労力も無駄になりかねないので、慎重に見極めてからマネーフォワードMEをご利用ください。
いらない金融サービスは断捨離する
利用している金融サービスを洗い出し、いらない金融サービスはこのタイミングで断捨離しましょう。
理由は使わないサービスを自動連携するとごちゃごちゃするからです。
断捨離時のポイントとして、無理に4つ(無料連携可能数)に絞ろうとしなくて大丈夫です。少しでも利用する金融機関は自動連携しておきましょう。
それぞれ詳しく説明します。
使わないサービスを自動連携するとごちゃごちゃする
特に使わない金融サービスをマネーフォワードMEに自動連携すると、見た目が煩雑になるだけでなく、不要な入出金明細が反映されてきて、ゴチャゴチャと感じてしまいます。
そのため、このタイミングで、マネーフォワードMEに自動連携する金融サービスと、自動連携しないクレカや銀行をある程度明確にしましょう。
ポイント
少しでも利用する(可能性のある)金融サービスであれば、マネーフォワードMEに自動連携する方針でOKです
無理に4つ(無料連携可能数)に絞ろうとしない
マネーフォワードMEは無料プランだと、4件の金融機関までしか連携できませんが、無理にこの4つに絞ろうとしなくていいと思います。
私の考えでは、4つの金融サービスだけで、お金を管理することはおすすめしていません。
マネーフォワードMEを無料で利用する考えもおすすめはしていません。
効率よく、節約貯蓄・資産形成を行って行くためには最低でも8つ以上は金融サービスを利用する必要があると考えているからです。
- 銀行(メインバンク)
- 銀行(先取り貯蓄用)
- クレジットカード(目的別1)
- クレジットカード(目的別2)
- 電子マネー(目的別1)
- 電子マネー(目的別2)
- 証券口座
- ポイント
ミニマリスト思考で、1つのクレジットカード・1つの銀行だけで管理しようとすると、逆に盗難時や不正利用された際、他の口座クレジットカードが一時的に使えなくなったり、他のリスクも出てくると思います。
そのため、自分のキャパシティを超えない範囲で、最低2つ程度の金融サービスを持っておくと、リスク分散の観点でもおすすめです。
金融サービスのインターネットバンキング開設申込
マネーフォワードMEと金融サービスと自動連携をするためには、インターネットバンキングのIDとパスワードが必要になります。
インターネットバンキングのIDとパスワードを取得するためには、ネットで完結して、申し込み後1〜3時間くらいでできるものから、窓口に行って、開始手続き後、2週間程度かかるものもあります。
初めてマネーフォワードME有料版に申し込んだ際「30日のプレミアムプランお試し無料期間」が付与されますが、ネットバンキングに申し込む前に有料期間を開始すると、金融機関と自動連携できないまま、貴重な期間を浪費してしまうことになります。
みなさんにはマネーフォワードMEの無料お試し期間を開始したその1日目から、最速で設定を完了させて、最速でマネーフォワードMEを使いこなせるようになってほしいから、このように説明をしています
プレミアム無料お試し期間中にインターネットバンキングの申込作業などを行なっていると、「有料プレミアム無料お試し期間」を有効的に使えず終了してしまいます。非常に勿体無いので、まずはネットバンキングへの申し込みを完了させましょう。
【STEP2:マネーフォワードMEアカウント登録・初期設定】
マネーフォワードMEをダウンロード初期設定完了まで、やるべきことを手順で説明します。
マネーフォワードMEのアプリダウンロード&会員登録
マネーフォワードMEをダウンロードします
ダウンロード後、アプリを開いて、「マネーフォワードMEをはじめる」をタップします。
アプリをインストールしたら、マネーフォワードMEのアカウントを作成します。
アカウントは3つの方法から1つ選んで登録します。
会員登録方法3つ
- Googleアカウントを使用して登録
- Apple ID を使用して登録
- Yahooアカウントで登録
- メールアドレスで登録
どのアカウント登録方法でも問題ありません。自分の使いやすいアカウントを利用して登録しましょう。
パスワード設定など、所定の手順で会員登録を進めれば完了します。
ソーシャルログインは複数設定可能
GoogleアカウントとAppleIDどちらでもログインできるようにすることができます。
片方のパスワードを忘れても別の方法でログインできるようになり便利です。
AppleIDで会員登録をしてしまった場合でも、あとからGoogleアカウントと紐付けをして連携可能です。
「アカウント設定>ログイン設定>サービス連携」からGoogleIDと、AppleID、Yahoo! JAPAN IDでもログイン連携することができます。
複数でのログインはセキュリティが心配という方は、セキュリティ設定についてこちらで解説しています。
通知設定は許可(オン)がおすすめ
会員登録を進めていると、通知を許可するように求められます。
このタイミングで、マネーフォワードMEからのアプリの通知を「許可」することがおすすめです。
なぜなら、マネーフォワードMEは、家計管理をに効果的な通知をしてくれたり、多彩なアラート機能によって、人に合わせた通知で家系管理を助けてくれるようになるからです。
プロフィール情報の入力(任意)
プロフィール情報を入力します。
個人情報の入力が怖いと感じる方は、スキップして問題ありません。
有料プラン紹介はこのタイミングではスルーでOK
会員登録のタイミングで、有料プランの紹介をされます。
みなさん、ここでいきなり有料プランに申し込むのは抵抗があるという方もいると思います。
マネーフォワードME無料版の機能で何ができるのか一度試したい方は、このタイミングでは、有料プレミアムに申し込まずに、「プランを選択せず次へ」をタップしましょう。
先ほど説明した、金融サービスのインターネットバンキングがすべて開設されているのであれば、このタイミングで有料プレミアムの申込を初めて大丈夫です。
しかしその前に、お得にマネーフォワードME有料プレミアムに申し込む方法についてこちらで解説しているので、こちらを先にご確認ください。
30%安くなる!
使う金融サービスにチェック
よく使うサービスを聞かれるので、☑️していきます。
「銀行」「クレジットカード」など、チェックすると、詳細の金融機関も聞かれるのでそれらもチェックしていきます。
ここで利用する金融サービスにチェックすることで、後ほど金融サービスと自動連携する作業の際に、楽になります。
会員登録後にすぐ確認する設定2つ
マネーフォワードME会員登録後に、行うべき設定2つを説明します。
セキュリティ設定
「パスコードロックをかける」を設定します。
セキュリティ面で必要ないと感じた方は行わなくても大丈夫です。
ホーム画面右上の「⚙️マーク」>セキュリティ>パスコードロック から設定します。
データ保持は、ログイン状態を30日保持するのままで問題ありません。
家計簿の集計設定
「1ヶ月の収入と支出の集計」をどこから始めるのかを設定します。
私のおすすめは給料が振り込まれるタイミングにしておくのがおすすめです。
クレジットカードの引き落とし日も加味して、自分に最適な月の集計の開始日を設定しましょう。
【STEP3:有料お試しプランへ申し込む】
マネーフォワードMEのアカウント登録・初期設定が終わり、利用金融サービスのインターネットバンキングの申込開設が一通り終わったタイミングで、マネーフォワードMEのプレミアムお試しを利用しましょう。
なぜこのタイミングで有料プレミアム?
マネーフォワードMEは、無料版だと金融サービスと4つまでしか連携できないからです。
まず、金融サービスをマネーフォワードMEに自動連携しないことには何も始まらないですからね。
有料プランにすることで、無制限に利用できるようになるだけでなく、家計管理に役立つ様々な機能を利用できるようになります。
マネーフォワードMEの有料版で何ができるのか理解しよう
マネーフォワードMEは、無料版も用意されていますが、金融サービス連携が4つだけであったり、他にも資産を効果的に確認&改善して行くための機能が利用できません。
マネーフォワードMEのプレミアムプラン機能の徹底解説は詳しくはこちらで行なっています。
有料プレミアムを月額500→350円にする裏技
マネーフォワードMEの有料プレミアムプランの料金は月額500円するため、高いと感じる方は多いでしょう。
しかし、こちらで解説している裏技を使えば、マネーフォワードMEの料金を月額500円から、最大350円ほどに料金にまで下げることができます。
プレミアム申込後にすぐ行うべき「通知設定」
プッシュ通知設定、メール通知、マイ通知設定の3つの設定を完了させます。
マネーフォワードMEプレミアムでは、この通知機能がとても優れているので、先に設定しちゃいましょう。
煩わしいと感じるものは後ほどオフにして問題ありませんが、最初は記録し忘れ防止や、残高のアラームをしてくれる機能もあるので、まずは試しに設定しておきましょう。
それぞれ解説していきます。
プッシュ通知設定
「つけ忘れアラーム」をオンにする
まず始めたての頃は、最低でも1回は家計簿アプリを開く習慣をつけていただきたいため、「つけ忘れアラーム」をオンにするのがおすすめです。
アラームは時間指定ができるので、寝る前や1日の終わり落ち着いた時間に一度見直せるように時間設定しておきましょう。
新着の入出金をオンにする
お金を使ってどれくらいのタイミングでマネーフォワードMEに反映されるのか感覚がわかってくるのでおすすめです。
他のプッシュ通知は好みで設定していただければ大丈夫です。
メールの通知設定
メールの通知設定は、公式からのお知らせ以外は全てオンにしておくのがおすすめです。
ウィークリーメール・マンスリーメールはそれぞれ以下のように届きます。
振り返るきっかけになったり、仕訳漏れの発見にもつながるので、まずは設定しておきましょう。
アラート機能も有効的に使えば、不正利用などの対策や、クレカ引き落とし時の残高不足の対策もできます。
マイ通知設定
マイ通知とは、マネーフォワードMEホーム画面に流れてくる、このような通知のことです。
先ほどのメール通知・プッシュ通知より、さらに細かいアラートの設定ができます。
マイ通知設定でできること
- 入出金のお知らせ
- 給与・賞与振込、給付金・手当
- カード引落し時の残高不足
- 銀行の残高低下
- カード引き落とし額の決定
- カードの使いすぎ
- 前月比カードの使いすぎ
- ポイントの有効期限
- 電子マネーの残高低下
- 使いすぎ項目アラート
- みんなの家計相談
- ウィークリーレポート
- ふるさと納税
金額や通知タイミングを自分好みに設定してみてください。
マイ通知の「プッシュ通知」をオンにしておくことで、マイ通知で設定した内容を、プッシュ通知でも知らせてくれます。
【STEP4:全ての金融サービス口座を登録】
マネーフォワードMEでは、銀行口座やクレジットカード、ポイントサービス、投資信託などの取引履歴を自動的に取り込み、複数のサービスと連携が可能です。
有料プレミアムプランに申込むことで、連携可能数が無制限になるので、一気に全ての金融サービス口座を自動連携登録していきます。
私の考えですが、基本的に銀行口座やクレジットカードなど、利用しているすべての金融サービスを連携してしまってOKです。
全て自動連携する作業は、少し面倒臭いと感じるかもしれませんが、一度連携してしまえば、今後は半永久的に自動で明細がマネーフォワードME上に反映されるようになり、とても楽になるので、踏ん張りどころです!
「金融サービス」の自動連携を行う手順
1. 口座メニューから口座をタップ
マネーフォワードMEの初期設定の際に選択した金融サービスはこのように「口座メニュー」に表示されているので、どんどん自動連携をしてきましょう。
2. 「+追加」から新規口座を選択
初期設定の際に表示されなかった金融サービスは、自分で「+追加」をタップして連携サービスを探しに行きます。
検索欄から入力すれば簡単に探せるので便利です。
3. 連携先のIDパスワードを入力
連携する金融サービスを選択したら、連携先のIDパスワードを入力します。
自動連携時の注意点4つ
マネーフォワードMEと金融サービスを自動連携する際の注意点4つの説明をします。
パスワードは保存しない
金融アカウントと連携する際に、iPhoneでは、「このパスワードをすべてのデバイス上でiCloud キーチェーンに保存しますか?」と表示されますが、iCloud上にパスワードを保存しないことを推奨します。「あとで行う」を選択しましょう。
なぜなら、「パスワードを保存」にすると、iPhoneのパスワード管理設定で、全てマネーフォワードMEでのパスワードとして保存されてしまからです。
この画像を見てわかる通り、後々「マネーフォワードMEで連携した何のパスワードか」さっぱりわからなくなります。パスワードを保存した意味がないので不要ということです。
取得可能なデータを全て取り込む
「取得可能なデータを全て取り込む」ことがおすすめです。
金融機関と連携する際に、明細の取得をどの期間から行うかを選ぶことができることがあります。
過去全てのデータを取得するのがおすすめです。
過去の記録は無しに、更地のまっさらな状態から、家計簿アプリをつけたいって方もいると思います。
しかし、マネーフォワードMEといった家計簿アプリは、過去のデータの蓄積が、より自分にあった家計簿の鍵になります。
不要な記録を一括で修正する方法を使います。詳細はこちらの別記事で解説しています。
データ通信量に注意!Wi-Fiがある環境で行う
自動連携の設定の際はWi-Fiがある環境で行うのがおすすめです。
なぜなら、大量のデータ通信を消費する可能性があるからです。
自動連携できる家計簿アプリは、データ通信にも気をつけたいです。
家計簿アプリとそのデータ通信に関してはこちらで詳細の説明をしています。
公共のフリーWi-Fiでの自動連携は避ける
念のため公共のフリーWi-Fiの下で行うのもおすすめしません。
公共Wi-Fiは盗聴によって情報漏洩を引き起こす可能性があります。
マネーフォワードMEはセキュリティが厳重に管理されているため、問題ないかと思いますが、セキュリティの観点は何があるのか怖いからですね。
家の固定Wi-Fiなど、守られた安全なWi-Fiの元で行うことがおすすめです。
家計簿アプリを使おうと考えている方、すでに利用されている方も、家計簿アプリでの情報漏洩の危険性については理解して利用するべきです。
家計簿アプリでの危険性、セキリティについてはこちらで全て解説していますし、連携の仕組みもわかりやすく解説しています。
「現金財布」口座の手動登録する
現金の財布は、手動で作成して管理する必要があるので、このメニューの一番下にある現金管理を開き、財布の中身の金額を入力して登録します。
「自動連携できない金融サービス」はどうする?
マネーフォワードMEは、国内NO1の、2532件もの金融サービスと連携可能であるため、国内の多くの金融サービスと自動連携ができますが、できないものもあります。
マネーフォワードME公式HPの、対応金融関連サービス一覧から、自分の利用しているサービスが自動連携できるのかを確認しましょう。
マネーフォワードMEの自動連携に対応されていないサービスがある場合は、手動で登録をするかを検討します。
①下部メニュー「口座」をタップ
②右上の「追加」をタップ
③画面最下部の「財布(現金管理)」をタップ
④「財布の名前」に任意の名前を入力し、現在の財布の残高を入力
入力後に「完了」をタップします。
⑤口座一覧画面に戻り作成されたPayPayの財布を確認
一覧画面に、作成したPayPayの財布口座が表示されます。
例えば、PayPayや楽天ペイ、ファミペイなどは、Money Forward ME と自動連携できません。
しかし、裏技を使うことで、自動連携が可能になります。
以下の記事で自動連携する裏技を解説しています。
おすすめの電子マネーはLINE Pay
家計管理を効果的に楽に行なっていきたい方におすすめの電子マネーが、LINE Payです。
支払い時に、PayPay使うよりも、LINE Payを使った方が楽に家計管理ができ、ポイント還元率も3〜5%と非常に高いです。
PayPayよりLINE Payをおすすめする理由は以下の通りです。
- ペイペイのQRコードをLINE Payで読み取れば決済できる
- LINE Payで支払った方が3〜5%とポイント還元高い
- LINE Payは、家計簿アプリと即時に自動連携されるから楽
その他、LINE Payが家計管理に超優秀な理由6選をこの記事で完全解説しています。
LINE Payの最もお得な使い方の最適解はこちらの記事で解説しています。
ネットショッピングの自動連携も行う?
Amazonや楽天市場
などのECサイトとの自動連携もしておくことがおすすめです。
理由は以下の通りです。
理由1. クレカだと購入明細が反映されない(ショップ名しか表示されない)
ネットショッピングの際は、クレジットカードを利用して購入することが多いと思います。
クレジットカードで購入した明細を、マネーフォワードMEで確認した時、購入金額とショップ名しか表示されないので、「どの商品を買ったのか」がパッとわかりづらくなります。
また「日用品」「食費」を同時に購入した場合、クレジットカードは一つの明細としてまとめ上げられてしまうので、支出の記録の際にカテゴリ分けに困ります。
一方、ネットショッピングの明細を見ると、商品名の詳細が記載しているため、何に購入したのかぱっと見でわかります。
ネットショッピングと、クレジットカードを連携することで、二重計上になる心配は、片方を計算対象から外せば解決します。
この時に楽天カードの方を計算対象に外すなど、自分の中でルールを設けておくと管理しやすくなります。
理由2. ショッピング連携は明細の取得が早いから
クレジットカードで支払った場合、明細の取得までに、2〜10日ほどかかります。マネーフォワードMEに反映されるまでにもタイムラグが発生します。
よくネットショッピングをする方の場合は、クレジットカードの明細を見て数日前に何を買ったかをすぐに思い出すのは難しいと思います。
しかし、ネットショッピングの場合、マネーフォワードMEに明細が反映されるまでに、数時間から1日ほど。非常に早く反映されるので、何を購入したのか記憶が新しいうちに適切なカテゴリに修正することができます。
おまけに明細に商品名まで記録されるので、カテゴリの仕訳も非常にしやすくなります。
NISA・積立保険・iDeCo・年金ねっとなども連携する?
人によって分かれますが、積立保険や年金ネットなどもすべてマネーフォワードMEに自動連携してしまってOKです。
なぜなら、マネーフォワードMEで、自分の資産を正しく把握したいからです。
ただし、年金やiDeCoなどすぐに引き出すことができない資産も自動連携をする際は、注意と対策が必要です。
理由:なぜ将来貯蓄も連携がおすすめなのか
将来への予定が立てやすくなり、将来への不安を和らげることができると思うからです。
今手元で使える現金のみではなく、年金やiDeCoも含めて将来のライフプランを考えるべきです。
結局、家計簿で資産を管理する理由は、将来への不安があるからだと思います。
私が日々家計簿コーチング・アドバイスを行う際も、この不安が最も多いです。
家計簿アプリは、将来をプランニングしていくためには必須のツールなので、ぜひみなさんの資産状況を把握するために、将来の貯蓄も連携してみてはいかがでしょうか。
注意点:年金やiDeCoなどの将来の貯蓄はグループ機能で分けること
年金ネットなども連携すると、手元で使える額以上の金額が資産として表示されてしまうので、手元で使える資金がたくさんあると錯覚を起こし、自分の財布の紐が緩くなってしまう可能性があります。
そこで対策として、「グループ機能」で設定を行う必要があります。
グループ機能の設定はこちらで後ほどこちらのタイミングで行います。
マネーフォワードMEのグループ機能について完全解説記事はこちら
マネーフォワードMEの口座グループ機能を理解できたら、どのようにグループを分けるかを考えていきます。
現役FPでもある私が、最もおすすめなマネーフォワードMEでの資産管理の設定も後ほど行います。
こちらの記事では詳細を解説しています。
【STEP5:4つの基本メニュー画面を理解しよう】
マネーフォワードMEを使いこなすために、まずはMoney Forward MEの各メニュー(資産・口座・入出金・家計簿)で何ができるのか、何を確認できるのか、そして、それぞれのメニューが相互にどう連動しているのかを簡単に整理します。
以下をタップすると全メニューを完全解説している記事に移動します。
詳しくは上記の全メニュー徹底解剖で解説していますが、ここでは省略して簡単に解説します。
口座メニュー
連携した銀行・クレカ・電子マネー・ポイント・ECサイト・証券口座登録したお財布などの口座など、全て一覧で表示されています。
資産メニュー
口座メニューとは別の視点の5つの資産(負債)の分類に分けて集計されているのが、この資産メニューです。
入出金メニュー
それぞれの口座から、お金が動いた時の明細が、入出金メニューに集約して、表示されていきます。
家計簿メニュー
入出金記録で選択されている「カテゴリー情報」をもとに家計簿メニューに集計されていきます。
一つの支出詳細で選択されたカテゴリーごとに、この家計簿メニューで集計されていきます。
詳しくはマネーフォワードME全メニュー徹底解剖で解説しています。
【STEP6:連携した金融口座のグループ化・並べ替え】
マネーフォワードMEで資産管理を行うために、まずは重要機能「グループ機能」について完璧に理解する必要があります。
グループ機能の設定
マネーフォワードMEに自動連携された金融サービスには、投資信託や、配偶者(自分以外)のクレジットカードや銀行なども一緒に集計されることになるため、自分の知りたい資産状況がわからなくなります。
そこで、口座グループ機能を使うことで、選択した金融機関を一部に絞って表示(グループ化)を行うことで、自分が知りたい資産状況や、支出状況をパッと把握できるようになります。
詳しくは、グループ機能完全攻略で解説しています。
口座カテゴリの並び替え
口座メニューにて、自分の知りたい資産の情報を最前列に持ってくるように並べ替えしましょう。
おすすめは以下の並び替え順ですが、人によって自由に並べ替えていただいて問題ありません。
- カード
- 電子マネー・プリペイド
- 財布(現金管理)
- 銀行
- 証券
- サービス連携
- ポイント
- 暗号資産・FX・貴金属
- 投信
クレジットカードを先頭にすることで、今月の引き落とし額と、銀行残高状況を確認できるようになるので、先頭に持ってくることがおすすめです。
詳しくは、マネーフォワードMEの主要メニュー画面を徹底解剖で解説しています。
金融機関の並び替え
クレジットカードのグループ・銀行のグループの中で、さらに順番を入れ替えることができます。
よく使う口座(つまり金融機関)を、それぞれのカテゴリグループの一番上に持ってくると視覚的にわかりやすくなります。
「メインのクレジットカードは上の方に」「メインの銀行は上の方に」など順番を入れ替えましょう。
詳しくは、マネーフォワードMEの主要メニュー画面を徹底解剖で解説しています。
【STEP7:資産・口座メニューを整理する】
マネーフォワードME上で、資産メニュー・口座メニューを最大限活用して、資産形成・資産管理を行う方法を解説します。
この記事で、自分の資産を分類分けして、コントロールしながら、将来のためのお金が少しづつ増えてくることが、視覚的にわかるようになります。
資産形成で把握するべき指標を理解しよう
マネーフォワードMEで資産管理を行う上で、資産を色分けして考える必要があります。そのためには、生活をしていく上で重要な「お金の指標」を自分で設定し、把握しておく必要があります。
貯金0から資産形成をして行く場合、上記の指標は、上から段階的にステップアップして、順番通りにお金を貯めていくことが理想です。
以下をタップすると別ページに遷移します
- 生活防衛資金(最優先)
- 直近1年以内に発生する「特別費」のために備えて置く金額
- 直近2〜4年で必要になる大型出費のための将来の貯蓄金額
- 「住宅」「教育」「老後」人生の三大資金の必要金額
- 投資に回せる余剰資金額
使う・貯める・増やす3つのグループ分けがおすすめ
資産形成の段階として、以下のような流れでお金を貯めて資産運用をしていくのが理想的です。
- 生活用の資金を十分貯める【使う口座グループ】
- 直近の将来の貯金を貯める【貯める口座グループ】
- 投資の余剰資金として資産運用をする【増やす口座グループ】
この左から順番に、近い将来必要になる可能性がある資金なのでこの順番でお金が流れていって資産形成を行うのがおすすめです。
詳しくはマネーフォワードME【完全版】資産形成術で解説しています。
【STEP8:正しい収支管理のためのカテゴリ設定】
ここから収支の管理をするための設定を見直していきます。
そのために、まずはMoneyForwardMEの支出と収入カテゴリーについて理解していきます。
詳しくは、マネーフォワードMEのカテゴリー(項目)の編集方法/できること/できないことの説明記事で完全解説しています。
カテゴリー設定とは?重要性
支出の記録管理をしていくために、最重要なのはカテゴリ設定です。
カテゴリー設定とは
カテゴリー設定の重要性
家計簿アプリにもともと用意されているカテゴリーをそのまま利用すればいいのではないの?
家計簿アプリの初期状態のままカテゴリーを利用することはおすすめしません。詳細はカテゴリー設定の重要性で解説しています。
実際に家計簿をつけてみると、「このカテゴリーは不要だな」「このカテゴリーがあればいいのにな」など、家計簿を通して自分が把握したい内容に合わせて、カテゴリーのカスタマイズを行いたくなってくると思います。
まずは、はじめに、完璧ではなく”ざっくり”でいいので、「カテゴリー設定のポイント」を参考に、自分にあった家計簿カテゴリーのカスタマイズを行っていきます。
カテゴリ設定をカスタマイズする
マネーフォワードMEのカテゴリを自分の好きなようにカスタマイズをしてきたいところなのですが、
マネーフォワードMEのカテゴリ編集できることは、残念ながら非常に少ないです。編集はほぼできません。
結論
- 大項目(大カテゴリ)は[編集、追加、削除]ができません。(何もいじることができません)
- 中項目(中カテゴリ)は[追加]のみが可能です。
そこでちょっとした工夫が必要です。4つの対策方法で、カテゴリーをカスタマイズすることが可能でです。
【STEP9:連携された「入出金」収支記録を修正】
一度マネーフォワードMEのカテゴリー設定のカスタマイズが終わったら、実際に連携反映された支出記録を修正していきます。
マネーフォワードMEで収支を正しく把握するコツで徹底的に詳しく解説をしています。
ここでは以下を行なっていきます。
「家計簿メニュー」から収支を確認する
マネーフォワードMEと金融サービスを連携・登録した後、「自動連携で取得された記録の履歴」を確認してみましょう。
①下部「入出金」メニューを表示
新しく連携された記録があると、丸いバッチが表示されます。
「これが新しい履歴が連携されたよ」という印です。
②「新着の連携履歴を確認する」をタップ
新着の履歴が上に表示されます。「すべてて見る」をタップすると隠れている分が表示されます。
37個の履歴が新しく、マネーフォワードMEに取り込まれたということになります。
はじめは、たくさんの支出の履歴が取り込まれて、ゴチャゴチャに感じると思います。
でも大丈夫です。
まずは、次に説明する2つを行えば、スッキリします。
不要な収支の記録を「一括修正」で除外
集計の時に邪魔になる「不要な収支の記録」を「集計に含めない」にして除外します。
不要な収支の記録とは、以下のような「直接、モノ・サービスの購入に関与していない」収入・支出記録が当てはまります。
不要な収支の記録とは
- 「チャージ」の記録
(例)銀行から電子マネーにチャージした記録 - 「カード引き落とし」での記録
(例)先月のクレカの利用の引き落としの記録 - 「資金の移動」の記録
(例)A銀行からB銀行へお金を振り込んだ(振替した)記録
これらのような記録は直接的な支出には、関与してきませんよね、
これらの支出が変に集計に含まれると、1ヶ月の集計とグラフがおかしなことになってきてしまいます。
上記のような記録は邪魔なので、一括で「その他」のカテゴリーにして計算対象を外します。
以下の記事で修正方法を詳しく解説しています。
「複数のカテゴリー」の収入•支出記録の一括変更ができない時の対策
収支記録のカテゴリーの修正・振り分け
不要な支出記録を「その他」カテゴリーにして「計算対象から外す」設定にしたら、それ以外に残った支出と収入の記録を、自分に合わせた適切なカテゴリーに編集していきます。
この支出は食費だな、これは生活費だなとか、どんどんカテゴリー割り振っていきましょう。
マネーフォワードMEを始めたての頃は、自分が意図していないカテゴリに自動で割り振られていることが多いと思います。
しかし、ただしいカテゴリーに修正していくことで、マネーフォワードMEも学習して、次回以降は正しいカテゴリーで初めから記録してくれるようになります。
【STEP10:最初に行うべきマネーフォワードMEおすすめ設定】
ソーシャルログイン設定
ソーシャルログイン設定をすることで、GoogleアカウントとAppleID、Yahoo! JAPAN IDどれでもログインできるようにすることができます。
片方のパスワードを忘れても別の方法でログインできるようになり便利です。
AppleIDで会員登録をしてしまった場合でも、あとからGoogleアカウントと紐付けをして連携可能です。
「アカウント設定>ログイン設定>サービス連携」からGoogleIDと、AppleID、Yahoo! JAPAN IDでもログイン連携することができます。
ソーシャルログインは複数可能です。
複数でのログインはセキュリティが心配という方は、セキュリティ設定についてこちらで解説しています。
2段階認証設定
二段階認証も設定することでよりセキュリティを強固にすることができます。
二段階認証設定を行うことで、別端末でログインをする際に、スマホから認証が必要になります。もしアカウント情報が漏れたときも、不正ログインを防ぐことができますよ。
【STEP11:慣れてきたらやるべきマネーフォワードMEおすすめ設定】
予算管理設定
予算管理設定は、初めから設定しなくて大丈夫です。自身の支出カテゴリーが明確に定まっていない状態で行っても、特に意味がありません。
支出カテゴリーを元に、1ヶ月の支出の集計がされていき、前月比の予算比較などもできるようになります。
マネーフォワードMEを初めて、1ヶ月の記録が溜まり、【STEP8:正しい収支管理のためのカテゴリ設定】を行って、カテゴリー設定が確立されたら、予算設定をすることがおすすめです。
マネーフォワードMEの予算管理でできることについては、こちらの記事で解説しています。
繰り返し入力設定
マネーフォワードMEのWEB版では、「毎月何日にいくらの支出をする/収入がある」といった記録を自動的に繰り返し行う設定ができます。
初めから「繰り返し入力」を設定しようとすると、後から不要になったりする可能性が高いため、ある程度マネーフォワードMEに慣れて、「毎月同じ日に同額の支出を計上したい」となった場合に、繰り返し入力設定を行うことがおすすめです。
まとめ
家計簿アプリマネーフォワードMEの始め方をスムーズに進めるための手順を紹介しました。マネーフォワードMEを活用して、効果的な家計管理を始めるためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 【STEP1事前準備:始める前にやるべきこと】
- 【STEP2:マネーフォワードMEアカウント登録・初期設定】
- 【STEP3:有料お試しプランへ申し込む】
- 【STEP4:全ての金融サービス口座を登録】
- 【STEP5:5つのメニュー画面と連動の仕組みを理解しよう】
- 【STEP6:連携した金融口座のグループ化・並べ替え】
- 【STEP7:資産・口座メニューを整理する】
- 【STEP8:正しい収支管理のためのカテゴリ設定】
- 【STEP9:連携された「入出金」収支記録を修正】
- 【STEP10:最初に行うべきマネーフォワードMEおすすめ設定】
- 【STEP11:慣れてきたらやるべきマネーフォワードMEおすすめ設定】
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