今回の記事では、マネーフォワードMEやZaimといった家計簿アプリで、楽天ペイ、楽天キャッシュを自動連携して楽に家計管理する方法を解説します!
「楽天キャッシュと連携できる家計簿アプリはある?」
「楽天キャッシュを家計簿でどのように管理すれば良いの?」
現在楽天キャッシュを自動連携できる家計簿アプリは存在しません。
しかし!
楽天キャッシュと楽天証券の「残高キープチャージ」設定を利用することで、家計簿アプリと間接的に自動連携できます。
そして楽天ペイ、楽天キャッシュの支出管理、家計簿の管理が圧倒的に楽になります。
楽天キャッシュ「残高キープチャージ」の設定方法、家計簿アプリとの自動連携の方法、注意点や手順など全て解説します。
この記事の概要
- 2025年4月時点で、楽天キャッシュと自動連携対応している家計簿アプリはない
- 【裏技】楽天キャッシュは「残高キープチャージ」設定を利用して家計簿アプリと間接的に自動連携可能
- 今回の方法のメリットデメリット
- 具体的な設定方法はこちら
- 楽天キャッシュの利用には楽天ペイ、楽天カードが必要
- 「残高キープチャージ」設定を利用するには、楽天ペイ、楽天カード、楽天証券 が必要
楽天キャッシュとは?を正しく理解しよう
楽天キャッシュと家計簿アプリの連携方法を知るために、まず楽天キャッシュについて正しく理解する必要があります。
楽天キャッシュの利用には楽天ペイアプリが必須
楽天キャッシュは、楽天ペイアプリ上で使える電子マネーの一種です。
利用するためにはまずアプリストアで楽天ペイをダウンロードする必要があります。
普通にアプリストアで楽天ペイをダウロードするよりもお得な申込方法があります。
楽天ペイの紹介キャンペーンを利用することで、簡単に200円相当のポイントを獲得できます。
以下の紹介キャンペーンを利用して、以下の手順で手順で必ず登録を行いましょう。
楽天キャッシュは楽天ペイでお得に支払うために必須
楽天キャッシュは、楽天株式会社が提供する、スマートフォンやタブレット端末での電子マネーの一種です。
楽天ペイで、楽天キャッシュを支払い元として利用することで、楽天ペイで最もポイント還元率が高い方法で支払うことができます。また、楽天ペイを通して、楽天市場でのお買い物や、提携店舗での支払いが簡単に行えます。
ポイント
楽天キャッシュは、クレジットカードや銀行振り込みなどで事前にチャージ(入金)することで、利用可能な残高が増えます。
楽天市場内でのお買い物をはじめ、提携店舗での支払いにも利用でき、楽天Payや楽天Edyなど他の電子マネーとも連携して利用することができます。また、楽天キャッシュの残高は、楽天銀行口座に出金することも可能です。
楽天キャッシュと連携できる家計簿アプリ
楽天ペイおよび楽天キャッシュと自動連携ができる家計簿アプリがあるのか、また、それぞれのアプリの連携状況について解説します。
2025年4月現在は楽天キャッシュと自動連携できる家計簿アプリは存在しない
残念ながら、楽天キャッシュと自動で連携できる家計簿アプリは2025年4月現在、存在しません。
マネーフォワードME、Zaim、Moneytree、OsidOriなどのような家計簿アプリでは”公式では”連携できません。
そのため楽天キャッシュでの記録は”公式的には”家計簿アプリに自動的に反映させることはできません。
裏技で楽天キャッシュと家計簿の自動連携が可能
楽天キャッシュの「残高キープチャージ」を使うことで、家計簿アプリと、楽天キャッシュの自動連携ができるようになります。
簡単に説明すると、楽天キャッシュの一定の残高を下回ったら、一定の残高まで自動でチャージしてくれる機能です。
もともと、楽天証券で楽天キャッシュを利用しやすくするためのサービスですが、日頃の買い物で、楽天キャッシュを使う際も「残高キープチャージ」が適用されるため、非常に使い勝手がいい便利な機能です。
楽天キャッシュは今後マネーフォワードMEで自動連携できる可能性あり
今後、マネーフォワードME「電子レシート読み取り機能」を利用して楽天キャッシュと連携できるようになる可能性があります。現状は未定です。
「電子レシート読み取り機能」とは
iOS・iPadOS版アプリにある「共有」機能を利用して、電子上での支払い履歴を画像解析をすることで、Money Forward ME 上に、PayPayの支払い履歴を自動的に読み取る方法です。
ただし公式HPには、「電子レシート機能は、PayPay専用の機能ではない」と記載があるので、今後、楽天キャッシュでの対応が期待できます。
※この機能はPayPay専用の機能ではありませんが、現状PayPayのみ対応しています。
※共有される明細の構成が変更となりますと、仕組み上、正しく明細情報を抽出できなくなる場合がございますのでご了承ください。
マネーフォワードME 電子レシートの読み取り機能に対応!(iOS・iPadOS版アプリ)
マネーフォワードME「電子レシート読み取り機能」についての説明はこちら
楽天キャッシュ「残高キープチャージ」とは
楽天「残高キープチャージ」とは、楽天キャッシュの一定の残高を下回ったら、一定の残高まで自動でチャージしてくれる機能です。
楽天証券で楽天キャッシュを利用しやすくするためのサービスですが、日頃楽天キャッシュを使う方にも非常に便利な機能です。
楽天証券のつみたて投資用に導入されたサービス
もともと、楽天証券で楽天キャッシュを利用するために導入された機能です。
毎月、楽天証券で楽天キャッシュを利用して積立投資をしている場合、楽天キャッシュが不足していると、自動積立に失敗してしまいます。
そのため、楽天キャッシュからの自動積立に失敗しないように、楽天キャッシュの残高をあらかじめ設定した金額以上にキープすることができます。
楽天キャッシュを日頃の買い物で利用する際も、この「残高キープチャージ」設定が適用されます。
「残高キープチャージ®」とは、あらかじめ設定した金額以上に「楽天キャッシュ」の残高を自動で保つためのサービスです。設定後、1時間に1回、「楽天キャッシュ」の残高を確認し、残高が設定金額を下回っていた場合、不足金額分※5が自動でチャージされます。これにより、「楽天キャッシュ」の残高を設定金額以上に保つことができ、投信積立を継続しやすい環境が整います。
楽天ペイ公式HP
残高キープチャージで家計簿アプリと自動連携が可能
楽天カードから楽天キャッシュに「自動でチャージしてくれる」という性質がある機能を使うことで、家計簿アプリと間接的に自動連携することができます。
つまり、ZaimやマネーフォワードMEなどの家計簿アプリと、楽天クレジットカードを連携しておくことで、家計簿アプリに自動反映してくれるようになります。
楽天キャッシュと家計簿自動連携方法のメリットデメリット
楽天キャッシュの「残高キープチャージ」設定を利用すれば、楽天キャッシュを利用した時点で、楽天カードからオートチャージがされるので、家計簿にも自動反映させることができます。
自動連携ができるようになる仕組み
「残高キープチャージを設定」を利用することで、家計簿アプリと間接的に自動連携ができるようになります。
楽天ペイで支払う→楽天キャッシュが利用される→楽天キャッシュが利用されると「残高キープチャージを設定」によって楽天カードからオートチャージされる→楽天カードのオートチャージの明細が、家計簿アプリに反映されるという仕組みです。
ポイント
- 楽天ペイで、楽天キャッシュを支払い元とします。(最も楽天ペイの還元率が高い支払い方法です)
- 楽天証券上で「残高キープチャージ」を設定すれば楽天キャッシュの金額が一定額を下回ったときに、楽天カードから自動オーチャージができるようになります。
- 楽天カードと家計簿アプリを連携することで、間接的に楽天キャッシュの金額を自動連携できます。
この方法が向いている人
「お支払い元」を、楽天キャッシュにして、楽天ペイから支払う方法は、最も楽天ポイントの還元率が高くなります。そのため楽天ポイント還元率を気にする方は、この方法がおすすめです。
向いている人
- 最も楽天ポイントの還元率が高い方法で支払いたい人
- 楽天ペイの支払いを家計簿に自動連携したい人
この方法のメリット
楽天ペイでの設定が楽で、家計簿アプリでの日頃の作業が楽になります。以下のメリットがあります。
メリット
- 最も楽天ポイント二重取りが可能で、還元率が高い支払い方法で支払うことができる
- 日頃の家計簿の管理も楽(家計簿アプリに自動連携されるので、反映された記録のカテゴリを変更するだけで良くなる)
この方法のデメリット
「残高キープチャージ」機能を利用するための準備が多少面倒くさいです。また、ポイントなどの利用やオートチャージの設定により、一円単位で誤差なく自動連携したい方には向いていません。
デメリット
- 「残高キープチャージ」設定を利用するためには、楽天証券、楽天ペイといったサービスを利用できる状態にしないといけない
- 楽天ポイント利用や、オートチャージを利用することから、一円単位で誤差なく自動連携することはできない。
楽天証券を利用していない方であれば、「残高キープチャージ」を利用できるようにするために、楽天証券を利用できる状態にしないといけないので、面倒くさいと感じるかもしれません。
【設定方法】楽天キャッシュと家計簿を自動連携する手順
前提として、「残高キープチャージ」設定を利用するために、楽天ペイと楽天カードと楽天証券の申し込みは完了し、利用できる状態にする必要があります。
楽天ペイのお得な申込方法はこちら
楽天カードの申し込み方法は別ページ楽天カードのお得な申込方法で説明しています。
楽天証券の申し込みはこちらからお得になります。
①楽天証券にログイン
楽天証券にログインし、上部メニューの「投資信託」→「積立設定」→「楽天キャッシュチャージ方法」の「確認」をクリックします。
②チャージ方法の「変更」をクリック
ポップアップ画面が表示されるので、チャージ方法の「変更」をクリックします。
③楽天会員IDでログインする
ログイン画面が表示されるので、ログインします。
④「設定額を変更する」をクリック
「設定額を変更する」をクリックします。
⑤支払いするクレジットカードを選択
支払いするクレジットカードを楽天カードに選択し、「設定する」をクリック。
⑥金額を設定し完了
残高キープする金額を変更し「上記金額で設定する」をクリックします。
これで設定完了です。
楽天キャッシュと家計簿を自動連携した際の注意点
楽天ペイの支払い元が、楽天キャッシュになっているか
支払い元が楽天キャッシュになっていないと、楽天キャッシュの利用がされないので注意しましょう。
支払い後ど反映までにタイムラグがある
この方法は、楽天キャッシュで支払い後、楽天カードから自動チャージされた額を、家計簿アプリに計上する方法です。そのため、楽天カードの明細反映を待つ必要があります。
楽天カードは利用後7〜10日ほど待たないと明細が自動反映されません。
WEB明細に反映されれば家計簿アプリにも自動連携されます。
反映された明細が全て「楽天キャッシュ チャージ」と記載される
反映された明細が全て「楽天キャッシュ チャージ」と記載されるため、ぱっと見、何にいくら使ったのかがわかりません。
反映される明細は、10日ほど前のものだしね。。なんの支出に使ったチャージ金額かさっぱり覚えていない。
なんの支出に使ったチャージ金額か思い出せない時は、楽天ペイアプリ、左上のメニューから確認できます。「お支払い履歴」から支払ったお店の詳細が表示されます。
楽天キャッシュ支払い時に楽天ポイント利用があると、チャージ金額と差が生まれる
楽天キャッシュで支払う時に、楽天ポイントも利用していると、実際に楽天キャッシュで使った額と、楽天カードから楽天キャッシュへのチャージ金額に差が生まれます。
以下の画像の例では、楽天ペイで楽天キャッシュを利用して支払う時に、楽天カードを利用して支払っています。
【家計簿アプリ別】自動連携できる楽天サービス一覧
マネーフォワードME、Zaim、Moneytreeといった自動連携できる家計簿アプリで、連携できる楽天サービスは異なるので、その違いを説明します。
【家計簿アプリ別】連携できる楽天サービス一覧
以下の通り、楽天キャッシュと楽天ペイは、どの家計簿アプリでも自動連携することができません。
マネーフォワードME | Zaim | Moneytree | |
楽天キャッシュ | × | × | × |
楽天ペイ | × | × | × |
楽天カード | ○ | ○ | ○ |
楽天ポイント | ○ | ○ | ○ |
楽天銀行 | ○ | ○ | △有料のみ可能 |
楽天証券 | ○ | ○ | ○ |
楽天ポイント運用 | ○ | × | × |
楽天トラベル | × | ○ | × |
楽天モバイル | ○ | × | × |
楽天Edy | ○ | ○ | ○ |
楽天市場(my Rakuten) | ○ | ○ | × |
楽天西友ネットスーパー | × | ○ | × |
楽天生命 | × | × | × |
楽天マート | × | × | × |
以下が実際の家計簿アプリごとの連携画面で「楽天」と検索した際に表示されるサービスです。
家計簿アプリごとに連携できる楽天サービスが若干異なりますね。
家計簿で連携できる楽天サービスに関しての筆者の見解
上記の表を見るとわかる通り、家計簿アプリごとに、微妙に自動連携できる楽天サービスが異なることがわかると思います。
家計簿アプリと連携できる楽天サービスはなんでも連携すればいいというわけではありません。
自分に必要なサービスを家計簿アプリに連携しましょう。
ブログ著者の見解
- Moneytreeだけは、有料プランにしないと楽天銀行の連携ができないのはデメリット
- 楽天モバイル・楽天市場・楽天トラベルなどは、楽天カードから購入するのであれば、家計簿アプリでの連携の必要はない(家計簿アプリ上で2重計上になるため)
楽天キャッシュ×家計簿アプリの口コミ評判
Twitter上でも楽天キャッシュと家計簿アプリの自動連携を待ち望む声が多くあります。
現在自動連携できずに困っている方が多いです。
楽天キャッシュと家計簿アプリの自動連携まとめ
この記事は、楽天キャッシュと家計簿アプリの自動連携の方法について解説しました。
現在、楽天キャッシュと自動で連携できる家計簿アプリは存在せず、裏技もありません。
しかし、今後は楽天キャッシュは、家計簿アプリとの自動連携が実現できる可能性があるので、期待して待ちましょう。
コメント
残高キープチャージにおける最低チャージ金額は1,000円です。
残高キープチャージで設定した金額に対し、楽天キャッシュ残高の不足分が1,000円未満の場合、一律1,000円がチャージされます。
このためデメリットとして、1000円未満の少額の支払いの管理には向いていません。
・例えば50000円で残高キープチャージして200円分支払った場合、1000円チャージされるので、クレジットカードからの引き落としは1000円になる。
・上記の例ではチャージ後は楽天キャッシュが50800円になるが、この状態で300円分支払うと50500円になる。残高が50000円を超えているのでチャージはされない。