Zaimの共有機能はどんなことができるの?方法は?注意点はある?
Zaimでは、複数人でアカウントの共有ができます。そのため、家族や夫婦恋人など同居人と家計簿を共有することができ、より効果的な家計管理が可能です。
アカウント共有機能の利用方法、注意点やおすすめの使い方について解説します。
夫婦やカップル共有で家計簿をつけるなら家計簿プリカB/43もおすすめです。
Zaimを共同で利用するためには有料プレミアムにする必要があります。お得に有料プレミアムに申し込む方法も必ずご確認ください。
Zaim 共有機能では夫婦やカップルで家計簿の共有が可能
家計簿アプリZaimには、この共有機能が用意されており同じアカウントを複数人で共有することができます。
方法は簡単で、一つのZaimアカウントのIDとパスワードを、複数のデバイスでログインをすれば良いだけです。
Zaimには、公式HPにも複数人での家計簿の共有が可能と記載してあります。
Q:複数のスマホ・パソコンで家計簿を共有できますか
Zaim公式HP
A:複数のスマホ・パソコンで同じ家計簿を共有するには、それぞれの端末で Zaim アプリをインストール(パソコンの場合は Web版Zaim にアクセス)し、同じログイン情報でログインください
一人で管理していた家計簿を家族や恋人など、同居人とZaimのアカウントを共有することで、複数人での支出管理が可能になります。
Zaimでは、複数のアカウントを一つのデバイスに登録して共有することができます(プレミアム機能)
本記事では、Zaimをアカウントごと共有したい方向けに解説しています。
ポイント
MoneyForwardMEのアプリは公式では共有機能は提供していません。
しかし今回のZaimの方法と同様、1つのアカウントを複数デバイスでログインすれば共有して利用できます。
以下の記事でも、マネーフォワードMEが使いづらい理由を解説しています。
Zaimの共有機能は無料?有料?
Zaimを夫婦間で共有する場合、無料で利用できることと有料でできることがあります。
Zaimの1アカウントの共有は無料
1つのZaimアカウントを複数のデバイスで利用するのであれば、無料で利用できます。
1つのZaimアカウントを共有して利用する場合は、夫婦やカップルお互いの金融サービスを1つのZaimアカウントに連携して利用します。
この共同管理の方法は無料で利用できます。詳しくは以下の別記事で解説をしています。
Zaimの複数アカウント共有・切替は有料
Zaimでは1つのデバイスのアプリ内で、複数のZaimアカウントでログインできます。
「自分用のアカウント」「家族用のアカウント」「パートナー用のアカウント」など複数のアカウントで分けて、それぞれ切り替えることができるようになるんです。
そのためには、有料プレミアムプランにする必要があります。
Zaim 共有機能の使い方・手順
今回、夫婦やカップルそれぞれお互いのZaimアカウントを共有して記録管理する方法について説明します。
先ほど説明した「自分用のアカウント」「共有用のアカウント」と分けて管理したい場合も今回の方法です。
共有の方法は簡単で、共同で利用したいZaimアカウントをお互い1つ作成して、お互いのデバイスでログインをするだけです。
①Zaimアカウントの登録
Zaim 共有機能を利用するには、共有するお互いのZaimアカウントが1つずつ必要です。
まずは、Zaimの公式サイトにアクセスして、お互いZaimのアカウントを登録しましょう。
Zaimの始め方や、初期設定の方法は、完全ガイドとして別の記事で解説しています。
②共有したいアカウントでログインをする
お互いのZaimアカウントの登録が完了すれば、Zaimのアカウントを共有することができます。
1つのZaimのアプリ内で、複数のZaimアカウントにログインできます。
新しいアカウントでのログイン手順は以下の通りです。
②-0どちらかのZaimアカウントを有料プレミアムにする
Zaimのアカウントを複数登録して共有できるようにするためには、1つのアカウントを有料プレミアムにする必要があります。
まずはプレミアムを30日の無料お試できます。お得に有料プレミアムを始める方法は以下の記事で解説しています。
②-1左上のアイコンをタップ
②-2メニューバーから、現在のアカウントをタップ
表示されたメニューバーの上部からアカウント名をタップします。
②-3メニューバーから、現在のアカウントをタップ
自分のアカウントをタップすると、「新しいアカウントを追加」が表示されるのでタップします。
③共有したいアカウントでログイン
カップルや夫婦でそれぞれZaimのアカウントを作成したら、お互いのIDとパスワードを教えて、ログインします。
④共有したいアカウントが追加されたことを確認
登録が完了したら、家計簿を共有する相手とデータのやりとりを行うことができます。
これでお互いが、お互いのZaimアカウントを行き来することができるようになります。
共有する相手とのやりとりは、スマートフォンか、PCからアクセスできるWeb画面を利用することができます。
Zaimのアカウント共有で「できること」
以下の記事でも詳しく解説していますが、Zaimのアカウントの共有機能でできることは以下です。
1つのアカウントを複数人数で編集管理することができる
1つのZaimアカウントのIDとパスワードを利用して、複数のデバイスでログインすることができます。
そのため、1つのZaimアカウントに複数人でログインして管理することができます。
この方法で、家族共有用のZaimアカウントを1つ作成して、皆で1つのZaimアカウントで記録管理するといった方法が可能です。
複数のデバイスで編集管理することができる
Zaimのアプリ以外からでも、複数のブラウザ上で編集、管理をすることができます。
Zaimのアカウント共有で「できないこと」
「閲覧のみ」などの権限は付与できない
ログインをしている人は全員編集できる状態になります。そのため、自分以外がカテゴリや記録を編集したことに気づくことができない可能性があります。
「 特定の金融機関のみ共有」などはできない
Zaimではアカウントごと共有することになるので、特定の金融機関のみを共有することはできません。
また、特定の金融機関やクレジットカードは非表示にさせるといったこともできません。
しかし、Zaimで特定の金融サービスのみを共有する方法はあります。
Zaimで特定の金融サービスのみを共有する方法は以下の記事でまとめています。
Zaimの「アカウント共有」機能の活用アイデア
共通の目標を設定して管理を行う
お互いが利用する金融サービスをすべて連携することで、総資産や今月の出費も合算させて表示がされます。
「今月は支出を〇〇円に抑える」「今月は〇〇円貯金する」など、共通の目標を設定して、家計管理を共有することで家族やパートナーのモチベーションも高まります。
年末までに海外旅行に行く、自動車のローンを完済するなど、具体的な目標を設定して、共有をしていくとモチベーションが上がりますね!
予算を共有する
家計管理をする上で、予算の設定は必須です。
家族やパートナーで共有することで、予算オーバーになるリスクが低くなります。
また、共有することで、家族やパートナーに支払いの状況を確認してもらうことで、収支状況を共有しやすくなります。
費目別の分析を行う
Zaimのアカウント共有を活用することで、費目別の分析も共有者全員で行えます。
共有者全員の出費をまとめて分析することで、どの費目にどれだけの出費があったのかがわかります。
共有者にはどの費目が高額なのかを知ってもらい、節約のためのアイデアを共有しましょう。
カテゴリで、自分と相手の支出を分ける
Zaimは、自動連携できる家計簿アプリの中でも、唯一カテゴリの設定や編集が自由にできます。
その方法を利用して、自分用のカテゴリと相手用のカテゴリを分けて設定することができます。
Zaimのカテゴリ設定・編集機能の素晴らしさについて、Zaimのカテゴリ設定の方法についてはクリックして別記事でご確認ください。
家庭用と事業用でアカウントを分ける
個人事業主の方や、フリーランスの方は、事業でのお金の管理と家庭でのお金の管理が煩雑になりやすいです。そこで、家庭用のアカウントと 事業用のアカウント別々で作成することで、管理を楽にすることができます。
また、Zaimでは確定申告に必要なソフト「やよいの青色申告オンライン
」と連携することができ、確定申告を楽に行うことができるようになります。
Zaimのアカウント共有(ブログ著者おすすめの利用方法)
Zaim共有を活用することで、家計管理がより簡単になります。以下のような方法で活用しましょう。
家族やカップルでは「共有用のアカウント」を1つ作成する
家族やカップルとは言っても、自分が利用したお金や、支出の詳細が、相手に全て知られることには、抵抗がある方は多いと思います。
また、 自分に関係のない支出の記録がいちいち表示されると、不快に感じたり、管理がしづらいと感じる方は多いと思います。
そこで一つ、Zaimで「共有用のアカウント」を作成することをおすすめします!
Zaimで「共有用のアカウント」を作成することで、共有する金融サービスを限定することができます。
そうすることで、お互いが知りたい情報のみを、1アカウント内で知ることができるようになります。
家庭用と事業用でアカウントを分ける
上述した通り、家庭用のアカウントと 事業用のアカウント別々で作成することで、管理を楽にすることができます。
私も、以下のように事業用と家庭用を分けて記録しています。
また、Zaimでは確定申告に必要なソフト「YAYOI SMART CONNECT」と連携することができ、確定申告を楽に行うことができるようになります。
家庭用と投資用でアカウントを分ける
Zaimでは、楽天証券やSBI証券、LINE証券だけでなく、FXや暗号通貨の取引所など、多くの証券会社や投資サービスとも連携できます。
Zaim上では、個別銘柄や投資信託などの金額も随時変動して表示がされます。そのため、証券口座をZaimに連携していると、総資産が毎日変動します。毎日の変動で一喜一憂したくない人などは、家庭用と投資用でアカウントを分けることもおすすめです。
Zaimのアカウントが共有できない時に確認すること
上記のとおり設定しても共有できなかった場合に、以下を確認して、以下の順番で試してください。
Appleのアカウントでログインをしようとしていないか
「Appleで続ける」をタップしてアカウント登録した場合、複数の人と共有することはできません。
Appleのアカウントは、登録した本人しかログインできないからです。よって、共有したい場合は必ずメールアドレスでアカウント登録するようにしよう。
ソーシャルログイン(外部連携)を行い、Apple以外のIDとパスワードでもログインが可能にします。
手順は以下の通り
①Zaim画面左上アイコンをタップ
②「設定」欄にある「アカウント」をタップ
③「 外部アカウント連携」をタップ
④ソーシャルログインの画面が表示されるので、Googleと連携する
ログインIDとパスワードが正しいか確認する
念の為、共有したいアカウントのログインIDとパスワードが正しいか確認しましょう。
以下が、IDパスワードを忘れた際の、設定変更方法になります。
①ログイン画面で「パスワードを忘れた?」のリンクをクリック
②メールアドレスを入力
③登録したメールアドレス宛にパスワード再設定の手順が記載されたメールが届く
④メール内の手順に従い、パスワードを再設定
パスワードは定期的に変更し、他のアカウントのパスワードと同じものを使わないようにしましょう。
同期待ちの記録を確認する
左上アイコンをタップすると表示されるメニューの下部「サポート」欄の中にある「オンライン同期」から、同期待ちの記録の記録がないか確認します。
オンライン同期(通常の同期)をする
左上アイコンをタップすると表示されるメニューの下部「サポート」欄の中にある「オンライン同期」から「通常の同期」をタップします。
キャッシュを消してから同期を行う
左上アイコンをタップすると表示されるメニューの下部「サポート」欄の中にある「オンライン同期」から
「キャッシュを消してから同期を行う」を実行する際に、以下のようなポップアップが表示されます。
Zaim側のシステムに大きな負荷をかけることになるため、極力行わないようにしましょう。
Zaimにお問い合わせする
上記を試してもうまく連携できない場合は、Zaimにお問い合わせをしましょう。
Zaimのアカウントを共有するメリット
夫婦・友人との共有による家計管理が効率的になる
Zaimで夫婦や恋人友人と一緒に家計管理を行うことで、家計簿を一人で管理する手間が省けます。
また、お互い見えなかった支出が浮き彫りになり、改善点が見えやすくなります。
共有することで、家計簿の管理がしやすくなり、節約効果が期待できます!(何にお金を使ったのか、バレバレになりますけどね)
共通の予算や目標を持つことができる
夫婦や恋人や友人と一緒に支出を管理することになるので、「旅行のための貯金を貯めよう」「食費は今月いくらに抑えよう」など、共通の目標を持って予算の管理や貯金の管理ができるようになります。
共通で目標を持つことは夫婦円満の秘訣でもあります。
「妻だけがお金を管理しているのに、夫は協力的ではなく、無駄な買い物が多い」このような場合は夫婦間でもお金で揉め事が発生しやすくなりますよね。
お互いの決済は家計簿アプリに自動反映されるので、いちいち共有する必要もなく、手間なく共通の家計簿が出来上がるのはとても良いですよね。
Zaimのアカウントを共有するデメリット
個人情報の共有によるリスク
Zaimでアカウントの共有を行う際に、ログインIDとパスワードの入力が必要になるため、個人情報の漏洩や不正使用が起こるリスクがあります。
共有者のアカウントが乗っ取られたり、スマートフォンが盗まれた場合、情報が漏洩する可能性があるため、注意が必要です。
共有によるトラブルの可能性
Zaim 共有を利用する際には、共有者間でルールを決めておくことが大切です。
共有する支出の範囲や情報の種類、支出に関するルールなどを話し合っておくことで、共有によるトラブルを未然に防ぐことができます。
共有する相手や範囲を慎重に選ぶことも重要です。
信頼できる家族や恋人と共有しましょう。
Zaimのアカウント共有で気をつけるべきこと
個人情報の共有に注意すること
共有する際、ZaimアカウントのIDやパスワードを入力になるため、情報漏洩には気をつけましょう。
また、設定メニュー>アカウントの情報の中には個人情報が含まれている可能性があります。
共有する際には、共有して問題ない情報か、必ず確認するようにしましょう。
取り扱う情報の範囲について
共有する相手と、共有する情報の範囲は事前に話し合い、明確にしておくことが大切です。
共有する情報の範囲が広すぎると、予期しない問題が起きる可能性があります。
上述しましたが、Zaimのアカウント共有の場合は、特定の金融 サービスのみ連携するといったことができません。
共有者間でのルール設定
共有する際には、ルールを決めておくことが重要です。
例えば以下のようなルールがあると管理がしやすくなるかと思います。
- Zaim上で編集をした際は報告をする。
- 想定外の出費をした際は、すぐに共有をする
- 特定の情報だけ共有する
ルールを守ることで、お互い気持ちよく利用しましょう!
まとめ:Zaimアカウントを共有して、恋人や家族と家計管理を一緒に行おう
- Zaim 共有機能では家族やカップルで家計簿の共有が可能です。
- Zaimの共有機能は無料で利用できます。
- Zaim 共有機能の登録手順は、アカウントログインするだけで簡単
- Zaimのアカウントが共有できない時に確認することは6つまとめています。
- Zaim共有機能 のメリットを理解しましょう。
- Zaim共有機能のデメリットを理解しましょう。
- Zaimのアカウント共有で「できること」について理解しましょう。
- Zaimのアカウント共有で「できないこと」について理解しましょう。
- Zaimのアカウント共有で気をつけるべきことを理解した上で、共有をしましょう。
- Zaimの「アカウント共有」機能の活用アイデアを4つまとめています。
- Zaimのアカウント共有(ブログ著者おすすめの利用方法)を紹介しました。
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