「家計簿アプリの更新が遅くて、続かない」
「支払ってすぐに記録が更新されればいいのに」
家計簿アプリで一度はそのような悩みを持ったことがあると思います。
この記事の結論、最も更新頻度が早く、支出の明細が確認しやすいのはマネーフォワードMEです。
しかし、更新頻度だけではなく、Zaimには家計簿が続けやすくなる効果的な機能が備わっていたり、どちらにも優位性があります。
今回は、人気のある二つのアプリZaimとマネーフォワードMEを比較し、更新頻度の点でどちらが優れているかを分析します。
家計簿アプリの更新の頻度が遅い原因
家計簿アプリの更新頻度が遅いと感じる原因は大きく2つに分かれます。
- 連携している金融サービス側の問題
- 家計簿アプリアプリ自体の更新頻度などの問題
まず2つを分けて理解することで、家計簿アプリの選択や使用において、自分に合った適切な判断ができるようになります。
家計簿アプリの更新頻度の遅れは、単一の要因によるものではなく、複数の要素が絡み合っています。
連携した金融サービス側の問題
家計簿アプリと連携した、銀行やクレジットカード会社などの金融機関のシステム側に問題がある可能性があります。
更新の遅れの一因として、これら金融機関側のシステム不具合や、システムメンテナンスやアップデートによる連携の一時中断などが原因で、連携の更新が遅れていることがあります。
こちらは各社家計簿アプリで公式HPに連携不具合の最新状況がアップデートされるようになっているのでご確認ください。
家計簿アプリ自体の更新頻度の遅さの問題
家計簿アプリのシステム自体で、更新頻度が遅くなるように設計されている場合も考えれらます。
家計簿アプリの無料版では、マネーフォワードME、Zaim、Moneytreeとも更新の頻度は遅くなります。
特に、アプリが大量のユーザーデータを処理する場合、サーバーの負荷が高くなり、これが更新の遅れを引き起こすことがあるからです。
そのため有料版を利用していたとしても、家計簿アプリ側で、一部のサービスとの更新頻度は遅くなるように設計されている可能性があります。
また、家計簿アプリ各社のシステムで一時的に自動連携できない不具合が発生している可能性があります。各社HPから確認しましょう。
【更新頻度の比較】ZaimとマネーフォワードME
今回の比較はどちらも有料版プレミアムを利用しての比較です。
自動更新の頻度においては、マネーフォワードMEがZaimに比べて若干優れています。
なお、手動で更新ボタンを押せば、どちらも大きな変化はありません。
しかし、この更新ボタンを毎日押すのが面倒くさいと感じるユーザーも多いはず。
何もしない状態で、どのように更新頻度が違うのかを見ていきます。
マネーフォワードMEの更新頻度が早い
マネーフォワードMEは、独自の連携システムを持っているため、更新頻度が高く、早いです。
特に銀行口座やクレジットカード、電子マネーでお金が動いた後、マネーフォワードMEにはすぐに取引情報を迅速に反映してくれます。
自分で「最新の明細に更新するボタン」を押さなくてもです。
マネーフォワードMEの更新頻度の速さは、独自のシステムによって、マネーフォワードMEがログイン情報を預かって管理しているからです。
このように、自分で更新ボタンを押すのが面倒くさい、最新の明細をすぐに確認したいという場合は、マネーフォワードMEがおすすめです。
Zaimの更新頻度が遅いものがある
Zaimは一部の金融機関において更新が遅いものがあります。
5年以上利用する私の感覚もありますが、マネーフォワードMEよりもの1日後に自動反映されてくるものが多い印象です。
もちろん、自動更新されるタイミングは、その金融サービスによっても異なります。
また、後述しますが、Zaimは、最新の明細を取得するために、手動更新や認証作業が必要になるケースが多いです。
【手動更新の必要性比較】ZaimとマネーフォワードME
家計簿アプリに最新の明細を取得するために、一部の金融サービスでは、手動更新や認証作業が必要になるものがあります。
例えば、モバイルSuica、モバイルPASMO、Amazonや、auペイ、d払いなどです。
Zaimでは、これらの金融サービスと自動連携がうまく行かないといったような事象が発生することがあり、一部のユーザーからはストレスだといった声もあります。
また、最新の明細を取得するために、自ら「すべての最新の明細を取得するボタン」があります。
マネーフォワードMEは手動更新が必要な金融サービスが少ない
マネーフォワードMEは、一部の金融サービスで、自動更新ができず、手動で更新が必要になるサービスがあります。
モバイルSuica、モバイルPASMO、auペイなどです。
しかし、マネーフォワードMEはZaimよりも、これらのサービスの認証作業の必要回数が少ないです。
ブログ筆者の見解になりますが、一度認証作業を完了させてしませば、1〜2週間程度は手動更新をせずに明細が取得できるようになります。
これらのサービスはZaimではその都度手動で認証作業が必要になります。
マネーフォワードMEの公式HPには以下のような記載があります。
連携先サイトへログインする際に、都度、追加認証(ワンタイムパスワード、画像認証)が必要な金融機関やサービスは、自動で更新を行うことができません。
お手数ですが、データの取得には、都度、手動更新と追加認証をご対応ください。
自動で更新できない金融機関・サービスはありますか
データ取得時に、お客さまの手動更新操作が必要となる主な金融機関やサービスは下記をご確認ください。
マネーフォワードMEの自動取得の最終取得日の確認方法はこちら
Zaimは手動更新が必要な金融サービスが多い
Zaimプレミアムは、自動で金融サービスの最新の明細を取得してくれますが、一部「手動で更新」をして、最新の明細を取得する必要がある金融サービスがあります。
手動更新が必要な金融サービス
- PayPayカード
- au PAY カード
- Yahoo!ショッピング
- Amazon.co.jp
- モバイルSuica
- モバイルPASMO
- d払い
- Tポイント
これらのサービスは、最新の明細を取得しようとする際に、都度、SMSなどに送られてくるセキュリティーコードを入力しないといけません。
家計簿アプリの更新の頻度が重要な理由
家計簿アプリ歴8年になる私らいでの見解ですが、家計管理を効果的に行うためには、やはり家計簿アプリの更新頻度の高さは重要です。
ここでは、更新頻度が高いことがなぜ重要なのか、その理由を2つに分けて説明します。
記録が楽になり家計簿が続けやすくなるから
まず、大前提、継続的に家計簿をつけ続けることが、支出の傾向を把握しやすくなり、無駄な支出が見え、家計改善につながります。
マネーフォワードMEなどの更新頻度が高い家計簿アプリは、よりリアルタイムに近い形で取引明細を家計簿アプリ常に反映してくれます。
これにより、ユーザーは手動での入力作業を大幅に削減でき、家計簿の記録が格段に楽になります。
普段の更新作業が不要なだけでも、特に多忙な日々を送るユーザーにとって、この手間の軽減は大きなメリットです。
結果、ストレスなく家計簿アプリを続けることができ、効果のある家計管理を実現できるのです。
なんの支出だったか忘れてしまうから
3日前にスーパー・コンビニで買ったもの、など過去になるほど「何を買ったのか」思い出すことは難しくなります。
そのため、3日前や1週間前の支出が家計簿アプリ上に反映されてきても、「これはなんの支出だったっけ」と思い出せなくなります。
家計簿アプリでの、更新が早ければそのような情報も確実に記録されます。これにより、どの支出が何のためだったのか、後から見返しても明確に理解することができます。
マネーフォワードMEなど更新頻度が高い家計簿アプリは、特に細かい支出や定期的でない支払いで「何に支払ったのか」が忘れず楽なります。
まとめ
この記事を通じて、家計簿アプリの更新頻度の重要性と、特にマネーフォワードMEとZaimの比較を深く掘り下げてきました。
更新頻度が高いアプリ、特にマネーフォワードMEは、リアルタイムに近い形で取引明細を反映し、手動入力の必要性を減らします。これにより、家計簿の記録が格段に楽になり、ユーザーは多忙な日常の中でも家計管理を効率的に続けることが可能になります。
一方で、Zaimは一部の金融機関との連携において更新が遅れることがありますが、その他の機能面では家計簿を続けやすくする工夫がされています。また、マネーフォワードMEやZaimを含む多くのアプリでは、連携している金融サービス側の問題や、アプリ自体の設計による更新頻度の違いが見受けられます。
最終的には、個々のライフスタイルやニーズに合わせて、適切な家計簿アプリを選ぶことが重要です。この記事が、より効率的で快適な家計管理を目指すユーザーにとって、役立つ情報源となることを願います。
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