本記事では、Zaimを利用して6年(有料プランを利用して4年)になる本記事著者が、Zaimの使いにくいところとその「対策」について徹底的に解説していきます。
家計簿歴10年の私はZaimを愛用しています!
本記事でZaimの使いづらいところを重点的に説明しますが、私自身は最もZaimを愛用しています。
資産管理を行いたい方はマネーフォワードMEもおすすめですが、支出管理を行いたい方にはZaimがおすすめです。
一方私はマネーフォワードMEも愛用しており、おすすめする理由16選とおすすめ機能についてもこちらで紹介しています。
Zaimが現状使いづらいと感じている方は、Zaimを無料版で使いこなそうとしていませんか?一度、有料版での利用を試してみることがおすすめです。30日間無料で試せるだけでなくギフト券が500円もらえる方法も解説しています。
家計簿アプリZaimとは
1100万ダウンロードを突破!人気家計簿アプリ
Zaim(ザイム)は、個人や家庭の家計簿管理をサポートする人気家計簿アプリです。
リリースから10年以上が経ち、グッドデザイン賞を獲得、2025年4月現在は1100万ダウンロードを突破し、国内を代表する家計簿アプリとして、人気を誇っています。
日々の収入と支出を記録し、予算管理や貯金目標の設定など、お金の管理を効率的に行うことができます。
無料でも十分使えるが有料版がすごい
Zaimは基本的に無料で使えますが、有料版のZaimプレミアムプランがとにかく素晴らしい。
家計簿の継続から、家計改善につながる機能が揃っています。
Zaimの有料版と無料版の違い説明は別記事で解説しています。
Zaimの有料プレミアムプラン料金(裏技あり)
料金プランは、通常であれば「月額480円」または「年額4,800円」の2種類ですが、「お試し期間を7→30日」「月額を480→298円」にする「裏技」をこちらで解説しています。
家計簿アプリZaim(ザイム)の始め方
最速でZaimを使いこなす完全ガイドはこちらで完全解説しています。
Zaimをこれから始めたいと思っている方は、必ずこちらの記事をご確認ください。動画版も用意しています。
Zaimが使いづらいところ7選(デメリット)
使いづらい1. 連携可能金融サービス数が少ない
Zaimは他の家計簿アプリと比べて、連携できる金融サービスの数が比較的少ないです。
他の家計簿アプリサービスとの比較
マネーフォワードMEとZaim、Moneytreeで連携対応をしている金融機関や金融サービス数の比較です。
連携サービス数 | |
Zaim | ○ 1331 |
マネーフォワード | ◎ 2574 |
Moneytree | ◎ 2494 ※LINE Payが連携不可 |
Zaimの連携サービス数が少ないことがわかると思います。
Zaimは主要な銀行や決済銀行サービスとの連携は網羅されているので問題はありません。マイナーな金融機関を利用しない人にとっては特にデメリットはありません。
しかし、Zaimは証券口座や仮想通貨との連携数が少なく、自身のポートフォリオを全て連携して管理したい人には不向きです。
- WealthNavi
- SMBC日興証券
- SBI証券
- SBIネオモバイル証券
- auカブコム証券
- 確定拠出年金(NRK)
- 確定拠出年金(SBIベネフィット・システム)
- 企業型確定拠出年金(三菱UFJ信託銀行)
- Coincheck
- 住友生命
- セゾン投信
- 第一生命
- 大和証券
- tsumiki証券
- THEO
- ねんきんネット
- 野村證券(ログインID方式)
- 野村證券(口座番号方式)
- 野村持株WEBサービス
- bitFlyer
- FOLIO
- 保険:三井住友海上あいおい生命
- 忪井証券
- マネックス証券
- みずほ証券
- LINE証券
- 楽天証券
- 確定拠出年金(JIST)
対策①:資産管理をしたい人はマネーフォワードMEがおすすめ
資産管理の目的なら、マネーフォワードMEも利用することがおすすめです。
Zaimは「支出管理」が目的ならおすすめです。
「資産管理」「支出管理」の目的別に、家計簿アプリを使い分けるのも一つの手です。
資産管理をしたい人はマネーフォワードMEがおすすめ
マネーフォワードMEは、国内NO1人気の資産管理アプリです。銀行口座やクレジットカードなどの金融情報を一元管理することで、家計の管理を簡単にします。
マネーフォワードMEは実は仮想通貨の取引所・販売所との自動連携数もNO1
それだけでなく、ブロックチェーンウォレット内の、暗号資産の推移チェックも可能です。
また、私はマネーフォワードMEも愛用しております。
マネーフォワードMEをおすすめする理由16選とおすすめ機能についてこちらで紹介しています。
対策②:Zaimで手動で残高管理する
自動連携できない金融サービスは、手動で残高を管理するしかありません。
Zaimで手動管理を楽にするアイデアはこちらの記事で解説しています。
手動管理を楽にするアイデア
- 繰り返し入力を使って残高を計上する方法
- 振替機能を使う方法
- レシート入力を使う方法
- 「よく使う」記録を設定する方法
使いづらい2. 金融口座の残高が小さくて見づらい
家計簿アプリの残高画面の見やすさは、好みによりますが、Zaimが見にくいと感じる人の意見をご説明します。
Zaimの残高画面は口座1つ1つが小さくて見づらい
Zaimは、連携した金融サービスの口座の表示が1つ1つ小さいです。
一つの口座の残高が小さく表示されているので、見にくいと感じる方が一定数います。
僕はZaimの残高画面は好みです!
僕のように多くの金融サービスと連携している場合は、1画面で多くの残高を確認できるので、見やすいと感じています。
Money Forward ME の残高画面は一つの残高表示が大きく見やすい
マネーフォワードMEでは、連携金融サービスの残高が多く表示され、見やすいです。
しかし、連携サービス数が多いと、とにかく縦長になりスクロールが大変になります。全体をぱっと確認したい時に見づらいです。
以下のように、4画面分スクロールしても画面内におさまりません。
連携している金融サービスが10個程度と少ない方であれば、マネーフォワードMEの方が見やすいと感じるかもしれません。
>>マネーフォワードMEをおすすめする理由16選とおすすめ機能
>>歴6年が解説マネーフォワードME完全ガイド
>>マネーフォワードMEを30%安くする裏技
対策:口座グループ機能を利用する
「口座グループ機能」は、複数の金融口座を一つのグループにまとめ、グループごとに残高や推移グラフを確認できる機能です。残高画面をより見やすく、資産を管理しやすくしてくれるおすすめ機能です。
使いづらい3.クレジットカードの引き落とし金額がわかりづらい
複数のクレジットカードを管理していると、引き落とし額の管理は非常に大変ですよね。
クレカの利用額、引き落とし金額がZaimはわかりづらいです。
Zaim残高画面では翌々月分の料金が含まれてしまう
Zaimでは、残高画面でクレジットカード毎の利用額がわかります。
しかしここでは「翌月分」「翌々月分」に引き落とされる利用額も合算されてしまっているので、「今月いくら引き落とされるのか」がわかりづらいです。
対策①:アプリ内の「お知らせ」を利用する
Zaimでクレジットカードの引き落とし額を知るためには、左上アイコンメニューから「お知らせ」をタップすることで確認できます。
対策②:通知で知らせてもらう
Zaimでは、メールや通知で、クレジットカードの利用額、引き落とし額をお知らせすることも可能です。
マネーフォワードME:クレカ利用額・次回引き落とし額は確認が簡単で優秀!
マネーフォワードMEは、連携した金融サービス一覧の画面(口座メニューの画面)から、クレジットカードの欄に、次回引き落とし日が表示されます。
今月の利用額と、次回引き落とし額が同時にわかるので、見やすくおすすめです。
またマネーフォワードMEでは、通知の設定でも、以下のように細かく通知の設定ができます。
>>マネーフォワードMEをおすすめする理由16選とおすすめ機能
>>歴6年が解説マネーフォワードME完全ガイド
>>マネーフォワードMEを30%安くする裏技
使いづらい4. 一つの支出記録のカテゴリーの変更が面倒くさい
日々の支出記録は、家計簿の肝となる、家計簿の集計作業に影響してくるので、重要です。
Zaimでは、基本的に支出は自分で入力しなくても、勝手に自動連携されていきます。
ただ、自動連携された支出記録は、最初から正しいカテゴリーに分かれていることは少ないです。
そこで、私たちが日々やるべきことは、その自動連携された支出を正しいカテゴリーに修正することです。
Zaimは1つの支出記録のカテゴリーを変更するの非常に面倒くさいです。記録を楽にする対策も解説します。
Zaimでは支出記録のカテゴリー変更に9回分のタップが必要
Zaimは1つの支出記録のカテゴリーを変更するまでに、9回タップが必要でした。
非常に面倒くさいです。
Zaimがなんか使いづらいんだよなーと感じていた方は、この記録の修正作業が面倒臭いからなのではないでしょうか。
MFでは支出カテゴリーの変更まで5回分のタップで変更可能で楽
マネーフォワードMEでは、5回のタップで、支出記録のカテゴリー変更が可能でした。
タップ数が少なく、カテゴリの変更が楽です。
>>マネーフォワードMEをおすすめする理由16選とおすすめ機能
>>歴6年が解説マネーフォワードME完全ガイド
>>マネーフォワードMEを30%安くする裏技
対策:Zaim支出記録のカテゴリー変更を簡単にする方法
3つの対策をすることで、Zaim記録のカテゴリー変更を楽にすることができます。
対策①カテゴリーを整理する
Zaimでは、カテゴリー設定を自由に行うことができます。
そのため、不要なカテゴリーの削除や、よく使うカテゴリーを上部に並べ替えることで、見た目がすっきりし選択画しやすくなります。
カテゴリー選択の際にいちいち迷わなくなりストレスが軽減されます。
Zaimカテゴリー(項目)編集の方法については以下の記事をご覧ください。
Zaimのカテゴリー設定を使った「貯まる家計簿」へのカスタマイズ方法については以下の記事をご覧ください。
まずは、Zaimで使う支出カテゴリーを整理しましょう。
対策②「最近使った」カテゴリーを使う
支出カテゴリーの選択画面の一番上に「最近使った」と記載された欄があり、直近記録で使った中カテゴリーをショートカットで選択することができます。
「最近使った」に表示されている中カテゴリーを選択することで、支出カテゴリーの入力を省略することができます。
Zaimでは、「最近使ったカテゴリー」が10個表示される
10個も表示されるので、大体の支出は「最近使った」カテゴリー内の項目からの選択で収まります。
マネーフォワードMEでは「最近使った項目」は、5個までしか表示されません。
対策③カテゴリーの一括修正を使う
Zaimのカテゴリー「一括修正」の機能を利用すれば、5回のタップでカテゴリーを修正することができます。
超超超便利なので、是非ご利用して欲しい機能です。
「一括編集」機能の使い方と利用方法については以下の記事で解説しています。
使いづらい5.一部手動更新が必要が金融サービスあり
金融サービス自体のセキュリティー条件が厳しい影響で、最新の明細を取得するために、手動で更新をする必要があるサービスがあります。
Zaimは、更新するボタンを押す必要がある
Zaimプレミアムは、自動で金融サービスの最新の明細を取得してくれますが、一部「手動で更新」をして、最新の明細を取得する必要がある金融サービスがあります。
手動更新が必要な金融サービス
- PayPayカード
- au PAY カード
- Yahoo!ショッピング
- Amazon.co.jp
- モバイルSuica
- Tポイント
これらのサービスは、最新の明細を取得しようとする際に、都度、SMSなどに送られてくるセキュリティーコードを入力しないといけません。
マネーフォワードMEも同じくSMS認証は必要だが、少し更新が楽
マネーフォワードMEも、上記金融サービスの最新んお明細を取得するためにはセキュリティコードの入力などは必要ですが、「更新する」ボタンなどは押す必要がないので、多少楽です。
マネーフォワードMEの方が、日頃の更新は楽です。
使いづらい6. 資産内訳がわかりづらい
資産の内訳の状況や割合がパッと確認できるかは、資産管理の点で非常に重要です。
Zaimは資産の内訳がわかりづらい
Zaimは、総資産に対して、現金、株式、投資信託などの内訳がどれくらいなのかがわかりづらいです。
Zaimで総資産の状況を細かく管理するためには、プレミアム機能の「資産管理コース」がおすすめです。
資産管理コースで資産を確認するにはメニューからコース「資産管理コース」を選択して、「先月の振り返り」から確認ができるようになります。
ここから、さらに内訳を見れればいいのですが、Zaimはそれができません。
以下の画像のように、「預かり金」という項目がありますが、どのような内訳になっているのかわからないですよね。
マネーフォワードMEは資産管理画面が見やすい
マネーフォワードMEには下部の「資産」メニューから、以下のように資産状況を確認することができます。
左が資産の推移で、右が資産割合の状況になります。
さらに、「預金・現金・暗号資産」の項目をタップすると以下の画像のように、資産の内訳がパッと表示されるようになります。
>>マネーフォワードMEをおすすめする理由16選とおすすめ機能
>>歴6年が解説マネーフォワードME完全ガイド
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対策:口座グループ機能を使う
資産管理をするためには、口座グループ機能を利用する方法がおすすめです。
どのように資産管理をしているかもこの動画で説明しているので、是非ご確認ください。
使いづらい7. 会計ソフト(確定申告サービス)との連携が面倒
Zaimは弥生会計と自動連携が可能
Zaimは弥生株式会社が展開する会計ソフトやよいの青色申告オンライン
ややよいの給与明細 オンライン
と自動連携できます。
しかし、特定のクレジットカードや銀行口座としか連携することができないため、どうしても手動入力や修正などの面倒臭い作業が必要になります。
やよいの青色申告オンライン
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は、1年間無料でお試しで利用できるので、試しに利用してみることがおすすめです。
対策:確定申告はマネーフォワードクラウドがおすすめ
私らいでも、確定申告をするために、マネーフォワードMEとマネーフォワード クラウド確定申告
を利用しています。
Zaimの使いやすいところ(メリット)
Zaimは、83%が続けられると回答し、グッドデザイン賞を獲得した超人気家計簿アプリです。
私自身、家計簿歴12年で13種類以上の家計簿をつけてきましたが、Zaimにしかない優秀な機能がたくさんあります。
【家計簿歴10年が絶賛】Zaimプレミアムを愛用する理由という記事で解説しています。
- 支出カテゴリーを自由に編集できる
- 集計設定が豊富「年ごとのみ集計」が可能
- セキュリティへの安全対策が厳重
- 連携した金融機関の残高を一目で把握できる
- 支出記録の内訳項目を2つ以上に分けられる
- 支出記録のカテゴリを一括で修正できる(有料)
- 最近連携された履歴が一目でわかる
- 収支記録の履歴一覧が一目でわかりやすい
- 「繰り返し入力」機能が使いやすい
- オフラインでも利用できる
- 予算設定がシンプル&予算との乖離状況が見やすい
- 家計簿アプリ全体のテーマカラーを変えられる(有料)
- ホーム画面をカスタムして自分の知りたい情報を並べられる(有料)
- 「最近使った」カテゴリーが10個表示される
Zaimの評判:やめた理由は?
Zaimをやめた理由は、「口座更新が遅い」「金融連携がうまくいかない」などがありました。
しかし、どれも無料版だけで試していたり、使い方をしっかり理解できていない状態で挫折してしまった方が多い印象です。
人気家計簿アプリマネーフォワードMEとZaimの比較
ZaimとマネーフォワードMEは、以下の記事で徹底的に解説をしています。
気になる目次の欄からご確認ください。
【料金面比較】有料プレミアム課金時のお得度
【資産管理機能の比較】ZaimとMFの違い
- 比較1:連携対応金融サービス数
- 比較2:有料版と無料版の連携可能金融サービス数
- 比較3:連携済み金融口座の一覧画面の見やすさ
- 比較4:クレジットカードの次回引き落とし額の確認方法
- 比較5:資産状況の管理のしやすさ
- 比較6. 株式・投資信託の評価額情報
【支出管理機能での比較】ZaimとMFの違い
【日々の記録のしやすさ比較】ZaimとMFの違い
- 比較1:自動連携された支出記録の編集
- 比較2:自動連携された支出記録の内訳設定
- 比較3:1つの支出記録のカテゴリー変更のしやすさ
- 比較4:支出記録の一括修正
- 比較5:レシート読み取り機能の精度と機能性
- 比較6:「最近使った(よく使う)カテゴリー」の表示数
- 比較7:入力便利機能「よく使う」設定
- 比較8:入力便利機能「繰り返し入力」
【その他の機能比較】ZaimとMFの違い
まとめ:Zaimは使いにくくても工夫して対策できる
Zaimの使いにくいところを重点的に説明しましたが、Zaimには使い勝手が良い優秀な機能が多くあるので工夫して、使いやすくすることができます。
連携可能な金融サービスの数が少ないという問題に対しては、マネーフォワードMEを併用することで資産管理を行うことができます。
会計ソフト(確定申告サービス)との連携が面倒な場合は、別のアプリ(マネーフォワード クラウド確定申告
)を利用することで確定申告をスムーズに行うことができます。
また、クレジットカードの引き落とし金額がわかりづらいという点に対しては、Zaimの通知機能を活用することで引き落とし額を把握しやすくなります。
支出記録のカテゴリー変更の面倒さに対しては、カテゴリーの整理や「最近使った」カテゴリーの活用、一括修正機能の利用などの工夫を行うことで手間を軽減できます。
Zaimは使いやすい部分もあり、自由なカテゴリー編集や豊富な集計設定などが魅力です。
全体として、Zaimの使いにくさを解消するためには工夫が必要ですが、使いやすい家計簿アプリとして利用価値があると言えます。
>>マネーフォワードMEをおすすめする理由16選とおすすめ機能
>>歴6年が解説マネーフォワードME完全ガイド
>>マネーフォワードMEを30%安くする裏技
Zaimの料金プランは通常であれば月額480円または年間4,800円の2種類ですが、「お試し期間を7→30日」「月額を480→298円」にする「裏技」はこちらで解説しています。
最速でZaimを使いこなす完全ガイドはこちらで完全解説しています。
Zaimをこれから始めたいと思っている方は、必ずこちらの記事をご確認ください。動画版も用意しています。
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