マネーフォワードMEを使いこなすために、まずはMoney Forward MEの各メニュー(資産メニュー・口座メニュー・入出金・家計簿メニュー)で何ができるのか、何を確認できるのか、そして、それぞれのメニューが相互にどう連動しているのかを簡単に整理します。
ここが理解できていないと、マネーフォワードMEの支出管理と資産管理が分けて考えられず、ごちゃごちゃしてきてしまいます。
マネーフォワードMEで、全てのメニューは連動しており、それを元に口座グループの表示も変わるからです。
皆さんが日々何かを購入したりして、マネーフォワードME上の一つの口座から支出が発生すると、入出金メニューに明細が反映されて、口座メニューの残高もそれに合わせて動きます。そうすると、資産メニューの残高も動きます。
さらには、支出明細には、必ずカテゴリが一つ選択されているので、そのカテゴリを元にこの家計簿メニューで集計がされていくようになります。
だから、これからお話しする口座グループ機能で、どれか一つ、口座を非表示にすると、全てのメニューは連動しているので、全てのメニューでの見え方が多少変わってくるため、まずはざっくりここでそれぞれの機能がどのように連動しているのかを理解してください。
口座メニューで確認できること
連携した銀行・クレカ・電子マネー・ポイント・ECサイト・証券口座登録したお財布などの口座など、全て一覧でズラーと表示されています。
マネーフォワードMEでは、連携して表示されたこの一つの金融サービスの単位を、口座と言います。
カテゴリの並べ替え
口座は、クレカの口座のまとまり、銀行の口座のまとまり など、口座の種類によってまとまって表示されるようになっています。
このクレカのまとまり、銀行口座のまとまりの単位を、カテゴリーといって、ここで並べ替えることができます。
おすすめは以下の並び替え順ですが、人によって自由に並べ替えていただいて問題ありません。
- カード
- 電子マネー・プリペイド
- 財布(現金管理)
- 銀行
- 証券
- サービス連携
- ポイント
- 暗号資産・FX・貴金属
- 投信
基本は、よく使うカテゴリ、例えば電子マネーとかを前に置いて置くといいと思います。
クレジットカードか、銀行のカテゴリを一番上にしておくことで、クレカの現状の全体の利用額と、クレカの次回の引き落とし額がパッと確認できるようになります。
クレカと銀行だけはカテゴリ上部に、「引き落とし」メニューが表示されています。ここタップした後の画面が優秀です。
金融機関の並べ替え
まとまったカテゴリグループのなかで、口座をどのように並べ変えるかです。
クレジットカードでまとめられたカテゴリグループの中のうち、どれを上に表示させるか設定できます。
よく使う口座・つまり金融機関をを、それぞれのカテゴリグループの一番上に持ってくると視覚的にわかりやすくなります。
口座の表示・非表示
ここでの表示非表示は、皆さんが、今選択している口座グループがどれかは関係なく、非表示にするか、しないかを選択できるようになっています。
ここは別記事で解説して口座グループ機能とごちゃごちゃになって、非常にわかりづらいです。
つまり、ここで、非表示にすると、どの口座グループに切り替えたとしても、その金融講座は、非表示になります。
口座詳細画面(銀行・電子マネー・)
それぞれの口座をタップした後の口座画面の詳細は、その口座が電子マネーなのか、銀行なのか、クレカ、証券なのか、それぞれ性質によって、若干表示内容、知れる情報が変わってきます。
銀行口座
一つの銀行に、普通預金、定期預金を持っている場合は、このように口座が二つあるようにまとまって表示されます。
タップして表示すると、入出金の記録が月毎にわかるのと、残高の推移がわかるようになっています。
電子マネー口座
電子マネーも銀行と同じく、入出金の記録が月毎にわかるのと、残高の推移がわかるようになっています。加えて、内訳が表示されます。
例えばnanacoだと、センター預かり分とか、一旦保留になっている電子マネーもここで詳細を知れるようになっています。
クレジットカード口座
口座の一覧画面の段階で、今月の利用額と、次回引き落としの額が表示されています。
これがすばらしいですよね。
クレジットカード口座をタップすると、クレカの月毎の利用履歴と、内訳が表示されるようになっています。
ここでいう内訳には複数のクレカが表示される場合があります。
どういうことかとういうと、クレカのオンライン明細を確認する時に、IDパスワード1つに対して、複数のクレカを管理している場合ってありますよね。
その場合、ここで内訳として、複数のカードがまとめられて表示されます。
例えば、私は三井住友系の、カードを5つ持っているわけですが、このように5つのカードは、同じVpassという三井住友のIDパスワードのもとで管理されているので、内訳の中も、このように5つのカードがまとまっているわけです。
クレジットカード口座のまとまりの中に、「確定引き落とし額」と表示されていることがわかります。
ここの中身を理解すると、クレカの管理が非常に捗ります。
クレカの現在の利用額、今月の引き落とし額と、それに合わせた銀行残高、今月のクレカ利用額を確認できます。
こちらの画面は、後ほど説明する資産メニュー「負債」画面でも確認ができます。
このクレカ管理の詳細は、ここで話してしまうと、長くなってしまい、少し趣旨とずれるので以下の動画後半で完全解説しています。
ポイント口座
内訳の中で有効期限を見れるようになっています。また全体数位が見れるようになっています。
ポイント管理に関しては、こちら記事で完全解説しています。
動画版での解説はこちらです。
通販(ECサイト)口座
ここでは、ネットショッピングで買った購入履歴が確認できます。
内訳を確認して見てください。
Amazonだと、アマゾンギフト券のチャージ残高が表示されます。
楽天は、楽天キャッシュの残高が表示されています。
以前の記事でも楽天キャッシュは自動連携できないというお話をしていましたが、現状の残高に関しては、マネーフォワードMEはしっかり反映してくれます。
ただ楽天キャッシュで支払った明細は反映できないので、楽天キャッシュの支払い金額をマネーフォワードMEで確認できるようにしたい方は、こちらの記事をご覧ください。
証券口座
証券口座・暗号通貨やFXについてです。
保有資産の全体推移が確認できます
内訳では、現在の評価額と、評価損益が表示されます。
さらに内訳をタップすると、以下が確認できます。
- 取得価額
- 平均取得単価
- 基準価額
- 保有枚数
資産メニューで確認できること
口座メニューとは別の視点の5つの資産(負債)の分類に分けて集計されているのが、この資産メニューです。
資産メニューと口座メニューの関係性
資産メニューは、口座メニューがもっと大きな括り、グループでまとめられているようなイメージです。
例えば、資産の内訳を見てここの預金、現金、暗号資産、には、全ての銀行口座や、電子マネー、暗号通貨の口座がまとまっています。
つまり、先ほどの口座画面の、銀行・電子マネー、財布や、証券口座内の現金資産とかも含まれます。
タップすれば、どの資産口座が含まれているのかがわかります。
資産メニューは「資産」と「負債」の大きく二つに分かれています。それぞれ解説していきます。
資産画面・負債画面の全体像
資産メニューの「資産」では大きく以下の4つに分かれています。
- 現金預金・暗号通貨
- 株式
- 投資信託
- ポイント
資産画面は、内訳と推移で切り替えて表示することができます。
そして、負債の画面では、全てのクレジットカードの利用額がわかりようになっています。
資産画面(資産推移)
資産総額とその前日比で確認できます。
例えば、昨日現金で4120円減ったら、このように表示されます。
さらに、一つの資産口座をタップすると、このように一つの資産残高と推移状況を確認できます。
資産画面(資産内訳)
先ほどの大きく4つの資産の内訳をグラフで見ることができます。資産に対する割合も表示されています。
さらにタップしていくと、先ほどの資産推移と同じように、一つの口座の資産の推移まで確認できるようになります。
負債画面
夫妻とは、つまりクレジットカードの利用残高です。
これからいくらのお金が銀行から引き落とされるのか(現状クレジットカード利用によっていくら負債を抱えているか)がわかります。
ここの画面で、クレジットカードを使いすぎていないかなと、ある程度視覚的にわかりますよね。
さらにクリックすると、クレカの現在の利用額、今月の引き落とし額と、それに合わせた銀行残高、今月のクレカ利用額を確認できます。
先ほど説明した、口座メニューから遷移したクレジットカードの引き落とし画面と一緒の画面です。
資産メニューの大きな問題点
資産画面では、皆さんそれぞれが知りたい資産の情報ごとに、色分けして間詰めることができません。そのため集計を見ても非常にわかりづらくなってしまっていると思います。
「自分の知りたい情報」とは、先ほどお伝えした通りの、皆さんの人生を計画的に進めていくためのお金の目標額や指標のことです。
自分の知りたい情報とは
資産形成に直結する以下のような情報!
- 生活防衛資金
- 特別費のために備えておくべき額
- 複数の電子マネーに入っている残高の合計金額
- 直近2〜4年後の未来に必要になる予定の大きな資金(結婚式・旅行・車の初期費用)
- 妻(夫)の、連携金融サービスを除いた自分だけの資産額
- 人生の三大資金(「住宅資金」「教育資金」「老後資金」)のための必要資金額
- 資産運用に回せる余剰資金として残っている額
そのような情報を、この資産メニューで把握できるようになる必要があります。
そのために、マネーフォワードMEの口座グループ機能を効果的に利用する必要があります。
例えばこの現金・預金の中には、以下のような情報が全て一緒になって含まれてしまっている可能性があります。
- 3年後に購入予定のマイカーのための貯金
- 生活防衛資金
- 暗号通貨
上記のような将来の時間軸で必要になるタイミングがバラバラの資産が一つのグループにまとまっていると非常に見づらくなります。
それらを解決するのが、この口座グループ機能ってことなんです。
入出金メニューで確認できること
それぞれの口座から、お金が動いた時の明細が、入出金メニューに集約して、表示されていきます。
銀行からお金を引きだしたり、クレカや電子マネーでお金を使ったら、ここの入出金メニューに反映されてくるイメージです。
入出金メニューと口座メニューは連動している
自動で反映されてきた明細を開くと、かならず、どれかの口座が紐づいていることがわかると思います。
上記画像は、nanacoで20円の支払いをしたものです。
一つの入出金明細には、金融口座が紐づいています。そのため、入出金メニューと口座メニューどちらからでも同じ明細を確認できるようになっています。
つまりどういうことか、口座画面のnanaco口座を見ると、この支出分のnanaco口座残高がマイナスされていることがわかります。
さらには、この口座でお金が減ったっていうことは、この資産メニューも連動しているので、今回の場合は、資産の現金のところが、マイナス20円お金が減ったことがわかります。
ここまで整理すると、みなさんが、電子マネーでもクレカでも何か支払いに使ったら、口座、入出金、資産メニューのお金が連動して動くということです
家計簿メニューで確認できること
支出管理をしていくために、重要なメニューです。
入出金記録で選択されている「カテゴリー情報」をもとに家計簿メニューに集計されていきます。
一つの支出詳細で選択されたカテゴリーごとに、この家計簿メニューで集計されていきます。
カテゴリーメニューに集計されていくことで、どのカテゴリーに毎月(または毎年)いくらお金を使ったのかを集計されていくということです。
このカテゴリーは「なし」にはできないので、何かしらのカテゴリーが選択されて、この家計簿メニューに表示されるようになります。
マネーフォワードMEを使い始めたばかりのみなさんの画面は、未分類メチャメチャ多くなっていると思います。
ここはマネーフォワードMEの収支の管理方法徹底解説で詳しく説明していきます。
まとめ
マネーフォワードMEを使いこなすために、Money Forward MEの各メニュー(資産メニュー・口座メニュー・入出金・家計簿メニュー)で何ができるのか、何を確認できるのか、そして、それぞれのメニューが相互にどう連動しているのかを理解するのが大切です。
この記事でそれぞれのメニューの詳細画面まで、できること・確認できることを解説しました。
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