この記事を読むべき人
- PayPayを家計簿アプリマネーフォワードMEで手動管理している人
- PayPayの支出を家計簿で楽に管理できる方法を知りたい人
PayPay残高を手動でマネーフォワードMEで管理する方法を解説しましたが、面倒くさいと感じる方も多いのではないでしょうか。
また、「PayPayへチャージした銀行の記録」を利用してマネーフォワードMEで管理する方法では、「PayPay残高の額が把握できない」というデメリットがあると説明しました。
今回はPayPay残高をマネーフォワードMEで手動管理する際に、もう少しだけ楽に管理したい方向けの記事になります。
この記事をで解決すること
- 「PayPay残高があといくらあるか」を半自動でマネーフォワードME上で管理できる
- 「PayPayの残高の支出の詳細」まで管理できる
PayPayとマネーフォワードMEどちらも使い倒してきた僕が解説します。
僕自身、マネーフォワードMEは利用歴3年目、PayPayのポイント獲得総額は累計約84万ポイントです。
PayPayとマネーフォワードMEは正式には連携が未対応
PayPayとマネーフォワードMEは、公式HPにも記載の通り、連携は未対応です。そのため完全自動で連携をすることはできません。
現在、下記の連携には対応しておりません。
マネーフォワードME公式HP
- PayPay
- 楽天ペイ
- メルペイ
しかし、部分的に自動連携をすることが可能です。
PayPayとマネーフォワードMEの連携で「できること」「できないこと」の説明は以下の記事で解説しています。
「振替機能」を使うことでPayPay残高の記録が楽になる
具体的には、以下のように手動記録と、自動記録を使い分ける方法です。
- PayPay残高へのチャージは「振替機能」を使って自動記録する
- PayPay残高で支払った金額は手動入力(手入力)する
よくわからないと思うので、ここからわかりやすく具体的に説明していきます。
マネーフォワードME「振替機能」とは
まずはマネーフォワードMEの「振替」を理解する必要があります。以下の記事でも解説しています。
振替機能とはお金の移動の記録
家計簿アプリマネーフォワードMEの「振替機能」ではATMから財布にお金を移した際などの、お金の移動を家計簿に記録するための機能です。
「振替機能」を利用すると、「お金が移動しただけ」とみなされるので、支出にも収入にも含まれなくなります。
マネーフォワードME「振替」機能について
- 「振替」は、銀行口座や財布間、電子マネーのチャージなどでお金を移動した場合に使います。
- 振替履歴は、収入でも支出でもないため、自動的に家計簿の計算から対象外としています。
振替機能の利用例
振替機能の具体的な利用例はこのようなものがあります。
- 銀行ATMから1万円をおろしてお財布にいれた
- クレジットカードからSuicaにチャージした
- A銀行からB銀行にお金を振り込んで移動した
- 銀行から証券口座にお金を移した
振替機能は二重計上を防ぐために必要
銀行から電子マネーのチャージでお金が移動しただけなのに、銀行では支出として記録されたり、電子マネー上では、収入として記録されてしまうことがあります。
「振替機能」を活用しないと、実際のお金の状況と家計簿上での資産の状況に乖離が発生し、正しい資産管理、支出管理がきなくなります。
マネーフォワードME「振替機能」を使った管理法とは
PayPay残高へのチャージは「振替機能」を使って自動記録する
銀行やカードから、PayPay残高へチャージした時に、 「振替機能」を利用して、 マネーフォワードME上では、「銀行やカードの残高から、PayPayの口座へお金を移動した」という記録ができます。
マネーフォワードMEの「振替設定」はとても便利なので是非利用してください
マネーフォワードME「振替機能」は2回目以降は自動記録される
一度記録した「振替」の設定は、マネーフォワードME上で記憶されます。
そのため次回以降、PayPayチャージの記録は自動で「振替」として記録されます。
マネーフォワードME「振替機能」の利用手順
前提として、Money Forward ME 上に「PayPay残高の口座」を手動で作成する必要があります。またMoney Forward ME の「振替設定」を利用することで実現できます。
手順1:PayPay残高の財布口座を作成する
PayPay残高 マネーフォワードMEでの口座作成方法
①下部メニュー「口座」をタップ
②右上の「追加」をタップ
③画面最下部の「財布(現金管理)」をタップ
④「財布の名前」に任意の名前を入力し、現在の財布の残高を入力し「完了」をタップ
PayPayを、マネーフォワードMEで手動管理する方法とコツで詳細を説明しています。
手順2:PayPayにチャージした記録を「振替」にする
①「ペイペイチャージ」と記録された支出をタップ
②「支出」をタップし、「振替」をタップ
③振替先を先ほど作成した「PayPay」にする
以上で完了です。
ポイント
一度記録した「振替」の設定は、マネーフォワードME上で記憶されるので、次回以降は自動でPayPayチャージは振替として記録されます。
PayPay残高で支払った時はマネーフォワードMEに手動入力が必要
現金の財布と同じく、PayPayで支払ったら、その場で手動でマネーフォワードMEに手入力で記録します。
日頃必要になる作業
Money Forward ME でPayPay残高の支払いを家計簿で行う際、以下の作業が必要になります。
- PayPay残高で支払いをしたら、マネーフォワードMEに入力
- PayPayの送金など、お金が動いたら、マネーフォワードMEに入力
- PayPayポイントが付与されたら、マネーフォワードMEに手動で入力
PayPay管理で振替機能を利用する(メリット・デメリット)
メリット
- 「銀行やクレカから、PayPay残高へのチャージ」を Money Forward ME で自動で記録できる
- 現状「PayPayの残高」の総額がいくらあるのかMoney Forward ME 上で把握できる
デメリット
- マネーフォワードME上で、少し初期の設定が複雑
- PayPayの支払いを手動で作成し管理する必要がある
PayPayの支払いを手入力で家計簿につけることに慣れている人はデメリットは少ないでしょう。
PayPayで支払った内容を自動で記録したい人にとっては、この方法でも面倒くさいと感じると思います。
PayPay管理で振替機能を利用する方法がおすすめな人
この方法がおすすめな人
- PayPay残高額をマネーフォワードME上で管理したい人
- PayPay残高で支払った内容を手動で管理したい人
- PayPayを「何の支払いにいくら使ったか」細かく管理したい人
PayPay残高支払いをよく使うから、いちいち手動で家計簿にPayPayの支払いを記録するのは面倒くさいな
PayPay残高支払いは、どうしても手動で記録する必要があるんです…
PayPay残高を使わない方法で、もっと楽に管理できる方法があるので紹介します。
PayPayの手動記録(手入力)が面倒くさい人は、「PayPayクレジット」を使った方法がおすすめ
PayPayの手動記録が面倒くさい人は、「PayPayクレジット」を利用してMoney Forward ME で記録する方法がおすすめです。
PayPayクレジットは、とてもお得な決済方法なので、PayPayユーザーなら利用するべきです!
PayPayクレジットを利用するべき理由(メリット・デメリットを解説)もよかったらご確認ください。
まとめ:Money Forward MEとPayPayは、自動記録と手動入力を組み合わせてうまく管理しよう
自動記録と手動入力を組み合わせる方法を説明しました。
多くの方が、PayPay残高を利用すると思います。上述した通り、PayPay残高は、自動で連携ができないので、手動で管理する必要があります。
振替機能設定を利用して、少しでも自動化できる部分を増やし、家計管理を楽にしていきましょう。
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