レシート読み取り機能の精度と機能性について、ZaimとマネーフォワードMEでどちらが優れているのか、6つの要素に分けて、徹底的に比較を行います。
レシート読み取り機能とは?
レシートを撮影することで自動的に文字と金額を認識し、家計簿アプリに自動入力してくれる機能です。手入力していたものが楽になり、時短に繋がるおすすめ機能です。
家計簿アプリのレシート読み取り機能を使って、スマホのカメラでレシートを撮影します。
そうすると自動的に商品名と金額を取得し、その情報をもとに、支出カテゴリーを自動で選択してくれます。
【徹底比較】ZaimとマネーフォワードMEのレシート機能
レシート読み取り機能を6つの要素に分解して、比較していきます。
比較1. レシート読み取り精度
以下のレシートで、ZaimとマネーフォワードMEで比較してみました。
マネーフォワードME
レシート読取結果
読み取りミスが多く見られました。
マネーフォワードMEは、精度が低いです。全く存在しない支出が記録されてしまったり、合計金額が支出として記録されてしまったりします。
Zaim
レシート読取結果
Zaimは金額は正確に読み取れました。
Zaimは文字の読み取り精度も良かったです。
比較2. レシートで読み取れる項目
レシート読み取りでどの項目まで読み取ってくれるのかを比較しました。
こちらは差はありませんでした。ZaimとマネーフォワードMEどちらのアプリも以下の項目を読み取ってくれます。
- 商品名
- 店名
- 合計金額
- 商品ごとの金額
- 日付
- 外税
しかし、全体的に、読み取りの項目の中でも、カテゴリーの自動取得に差があるので、次項で解説します。
比較3. 支出カテゴリーの自動取得の可否
商品名や店名から、その支出のカテゴリーを自動取得してくれるのでしょうか。
以下のレシート(ユニクロで買い物した時のレシート)で試しました。
マネーフォワードME
カテゴリー自動取得結果
マネーフォワードMEでは、カテゴリーは全て「未分類」になります。
未分類になるだけでなく、マネーフォワードMEでは、商品名と商品数、金額がうまく読み取れません、、、、
Zaim
カテゴリー自動取得結果
Zaimは店名と商品名をもとにカテゴリーが自動で取得されます。
ユニクロで買った商品は、衣服のカテゴリーに自動で変更されていました。(著者がカテゴリーをいじりすぎているので、カテゴリー名は気にしないでください)
比較4. レシート読み取りカメラの画質
カメラ画質によっても、読み取りの精度が変わってきますよね。
それぞれの読み取り画面を比較します。
マネーフォワードME
レシート読み取り画面の画質
Zaim
レシート読み取り画面の画質
マネーフォワードMEのレシート読み取り画面は、画質が悪く、レシートの読み取りがうまくいっていない原因になっていると感じました。
なお、どちらの家計簿アプリも、長いレシートに対応しており、フラッシュにも対応していました。
Zaimでは読み取り画面で、マネーフォワードMEに無い機能を多数備えていたので事項で紹介します。
比較5. レシート読み取りの機能性(5つの機能)
Zaimには存在して、マネーフォワードMEには存在しないレシートの機能が多数ありました。
Zaimだけの機能①:撮影前に合計金額と日時をリアルタイムで取得
リアルタイムで合計金額と日時の読み取りをしてくれるので、撮影前に、正しく読み取りがされているかが一目でわかります。
この機能によって、読み取りミスによって撮影し直す手間が減ります。
Zaimだけの機能②:写真フォルダから選択ができる
Zaimのみ、デバイス内の写真フォルダから選択して、レシートを読み取ることができます。
Zaimだけの機能③:ScanSnap との連携で複数レシート一括読み取りできる
Zaimプレミアムのみ、ScanSnap との連携でレシートの連続読取ができます。
ScanSnapを利用することで、複数レシートをスキャナーにスキャンして、まとめて読取することができます。
溜まったレシートのシワを伸ばして1枚ずつ撮影するのが面倒という方におすすめです!
スキャナー「ScanSnap」があれば、レシートを楽にデータ化ができます。スキャンしたレシート画像は、Zaimに自動で転送できます。
Zaimだけの機能④:高画質カメラを使用
Zaimのみ、高画質カメラを利用するか選択ができます。
Zaimだけの機能⑤:画像をアルバムに保存
Zaimのみ、撮影した画像をアルバムに保存する機能があります。
比較6. 長いレシートの読み取り精度・機能性
長いレシート読み取りについても、Zaimの方が精度と機能性ともに圧倒的に優れていました。
Zaimは重複した支出を削除してくれる
Zaimは重複した項目は自動的に除外されます。
マネーフォワードMEには、重複記録を削除する機能がないため、このように表示されています。
Zaimはどこまで読み取れたか1撮影ごとにわかる
Zaimは1撮影ごとに読み取り結果を表示してくれます。そのため、次にどこから撮影すればいいかがわかります。
マネーフォワードMEは1回撮影した後は、以下のようなポップアップが表示されます。
マネーフォワードMEは「電子レシート読取機能」でPayPayを自動連携可能
マネーフォワードMEでは、PayPay残高(PayPayマネー)で支払った内容を、「電子レシート読取機能」を使って自動記録できるようになりました。
スマホ上にある「共有」機能を利用して、電子上での支払い履歴を画像解析をすることで、Money Forward ME 上に、PayPayの支払い履歴を自動的に読み取る方法です。
以下の【手入力不要!】マネーフォワードMEが唯一可能!PayPay残高の支払いを「電子レシート機能」で自動反映させる方法・手順で解説しています。
まとめ:レシート読み取り機能は、Zaimが圧倒的に優秀
ZaimとマネーフォワードMEのレシート読み取り機能を比較すると、以下の要素でZaimが優れています。
- 読み取り精度: Zaimは高い読み取り精度を持ち、正確な情報を取得します。一方、マネーフォワードMEの精度は低く、誤ったデータが記録されることがあります。
- 読み取れる項目: 両者は基本的な項目を読み取りますが、特に差はありません。
- カテゴリーの自動取得: Zaimは商品名や店名からカテゴリーを自動で取得できますが、マネーフォワードMEでは「未分類」になることが多いです。
- レシート読み取り画質: Zaimの画質が高く、読み取りがスムーズです。マネーフォワードMEの画質は劣ります。
- 機能性: Zaimには便利な機能があります。例えば、リアルタイムで情報を取得したり、写真フォルダから選択できたり、ScanSnapとの連携で一括読み取りできます。これらの機能はマネーフォワードMEにはありません。
- 長いレシートの処理: Zaimは重複した支出を削除し、読み取り結果もわかりやすいです。マネーフォワードMEにはこれらの機能はありません。
総合的に見て、Zaimのレシート読み取り機能が優れています。
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