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家計簿データをClaudeで分析する方法!Zaim APIを試したFPの正直レポート|何ができて何ができない?

「Zaimの家計簿データをClaudeやChatGPTに読ませて、AIで家計分析したい」
そう考えて調べると、Claude Code用のMCPサーバーやChatGPT用のActions解説が出てきます。
しかし、実際にAPIキーを取得して繋いでみた人の一次情報は多くありません。
この記事では、FP(ファイナンシャル・プランナー)が実際に Zaim API を Claude Code に接続し、次の3点を数値ベースで検証した結果を報告します。
- 銀行連携・カード連携のデータは Zaim API で取得できるのか
- 口座残高は取得できるのか
- 「Zaim × AI家計簿」は実用可能なのか
先に結論を書いておくと、現在Zaimで自動連携している銀行・クレジットカード口座のデータは、Zaim API経由では1件も取得できませんでした。
【結論早見表】Zaim APIで取れるもの・取れないもの

| データ種別 | Zaim API取得可否 |
|---|---|
| 手動入力した支出・収入・振替 | ✅ 取得可 |
| レシート読み取り機能で入力した記録 | ✅ 取得可 |
| 過去に連携してた口座の残存データ | ✅ 取得可 |
| 現在自動連携中の銀行口座の入出金明細 | ❌ 取得不可 |
| 現在自動連携中のクレジットカード利用明細 | ❌ 取得不可 |
| 現在自動連携中の電子マネー履歴 | ❌ 取得不可 |
| 口座残高(どの口座も) | ❌ 取得不可 |
| 資産合計・純資産 | ❌ 取得不可 |
| カテゴリ・ジャンル・口座のマスタリスト | ✅ 取得可 |
| ユーザープロフィール情報 | ✅ 取得可 |
現在Zaimで自動連携中の口座からのデータは、Zaim APIでは1件も取れないというのが実データで確認できた事実です。
【事実1】検証環境の透明化

再現性のため、検証条件を明示します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 使用ツール | Claude Code + yone-k/zaim-api-mcp |
| 認証方式 | OAuth 1.0a |
| 対象アカウント | 長期利用中のZaim個人アカウント(プレミアムプラン) |
| アカウント総入力回数 | 3,263回 |
| アカウント登録口座数 | 105口座 |
| API バージョン | v2.1.0 |
| 検証日 | 2026年7月11日 |
3,000回以上の入力歴と105口座の登録がある成熟したZaimアカウント(プレミアムプラン)での検証結果です。
⚠️ 2020年に「課金すればクレジットカード連携の値も取得できる」という情報がネット上に出回っています。今回の検証はプレミアムプランで実施しており、プレミアムでも自動連携明細・残高は0件でした。この伝聞情報は本検証で否定されています。
Zaimのアプリ内のデータの画像、手動での記録回数はこのように(3263回と)集計されています。
ClaudeからのAPI経由で取得したZaimの明細の情報もピッタリ3263回でした。

【事実2】全期間で3,860件、しかし内訳を見ると
Zaim API の /v2/home/money エンドポイントで全期間の記録を取得した結果は以下の通りです。
| 年 | 記録件数 |
|---|---|
| 2020 | 85件 |
| 2021 | 420件 |
| 2022 | 466件 |
| 2023 | 665件 |
| 2024 | 940件 |
| 2025 | 588件 |
| 2026(〜7月) | 198件 |
| 2027〜2033(未来分) | 498件 |
合計3,860件。一見「取れているじゃないか」と見えます。
しかしここに Zaim API の使えなさ の落とし穴があります。
この3,860件の内訳を見ると、9割以上が「メイン財布(現金)」「手入力口座」「過去に連携解除した口座」由来だったのです。
【事実3】直近3ヶ月の記録が58件しかない
2026年4月〜7月の3ヶ月間で、Zaim APIが返した記録数は 58件のみ でした。
- 支出: 15件(合計 81,868円)
- 収入: 43件(合計 275,904円)
- 振替: 0件
3ヶ月で支出15件は、銀行連携・クレジットカード連携を使っている一般ユーザーとして非現実的に少ない数字です。日常の食費や光熱費、日用品の支払いが1件も含まれていません。
【事実4】口座別で見ると「銀行連携の使えなさ」が確定
支出時のfrom_account_id(どの口座から出金したか)で集計した結果です。
| 口座名 | 記録件数 | 現在の連携状態 |
|---|---|---|
| メイン財布(現金) | 533件 | 手入力 |
| PayPay残高 | 362件 | 手入力 |
| (口座未指定) | 247件 | 手入力 |
| LINE Payクレカ | 78件 | 過去連携→解除済み |
| メルペイ+ポイント | 71件 | 手入力 |
| リクルートカード | 23件 | 過去連携→解除済み |
| Yahoo!JAPANカード | 21件 | 過去連携→解除済み |
| エポスゴールドカード | 17件 | 過去連携→解除済み |
| 楽天カード | Top15外(≒0件) | 現在自動連携中 |
| 三井住友銀行 | 0件 | 現在自動連携中 |
| 住信SBIネット銀行 | 0件 | 現在自動連携中 |
これが Zaim API 銀行連携 の実態です。
「現在Zaimで自動連携中」の口座は、そこに連携があるにもかかわらず、Zaim API経由では1件のデータも返しません。
一方、過去に連携していて現在は解除して手動管理している口座のデータは残っていて取得できます。
【事実5】口座残高は取得不可

Zaim 残高 API で検索して辿り着く方もいるかもしれませんが、結論として口座残高は取得できません。
/v2/home/accountの返却フィールドに残高情報が存在しない- 残高専用エンドポイント(
/balance、/asset、/wallet)は全て HTTP 404 - money データからの積み上げ計算も、初期残高不明かつ連携データ欠落のため実残高にならない
「今の資産合計いくら?」「先月末の残高はいくらだった?」といったFPが家計相談で必ず聞く質問に、Zaim API単体では答えられないということです。
【考察1】なぜZaim APIは「手動入力データのみ」なのか
Zaim公式ドキュメントに、実は8年前からこう明記されています。
Only the data which user manually inputted is available.
(手動入力したデータのみが取得可能)
出典: Zaim API公式ドキュメント(2018年7月4日最終更新)
この記述が、2026年の今もそのまま生きています。API仕様は8年間変わっていない。
紛らわしいポイント:利用規約には「自動連携明細」も含まれている
ZaimのAPI利用規約では、「家計に関する情報」の定義にアグリゲーションサービス(銀行・カード等からの自動取得)による入出金履歴も含まれています。規約だけを読むと「自動連携明細もAPIで取れるはず」と誤解しやすいのですが、実際は異なります。
規約上の「家計に関する情報」
= 手入力・レシート・自動連携データなどを含む広い定義
GET /v2/home/money の取得対象
= 原則としてユーザーが手入力した記録
規約上の定義と個別APIエンドポイントの仕様は別物であり、実際に取得できる範囲はエンドポイント仕様側で制限されています。
背景として考察できるのは以下の点です。
1. Zaim側の外部連携方式の分離
Zaimの自動連携は「アグリゲーションサービス」と呼ばれる別枠の仕組みで実現されており、APIとは別の内部システムで処理されている可能性。
2. Zaim利用規約(第14条)による制限
「家計に関する情報の第三者提供禁止」の規定があり、自動取得された銀行明細をAPI経由で外部に流すことを事業ポリシー上意図的に制限している可能性。
3. 金融データの機微性
銀行やカード会社との連携契約に基づいて取得したデータを、Zaim経由でさらに第三者ツールに流すのは契約上のリスクとなる可能性。
【考察2】8年間仕様が変わらないという事実の意味
Zaim API が2018年から根本的な仕様変更を受けていないという事実は、次の可能性を示唆します。
- Zaim側にAPI経由でのフル明細開放の計画がない、もしくは優先度が低い
- 今後もこの制約は続くと考えるのが自然
- 「そのうち改善されるだろう」を前提にした導入判断はリスクが高い
「AI×家計簿」がバズワードとして広がる中、API側の仕様は言説に追いついていないのが実態です。
【考察3】Money Forward等の他サービスAPIとの比較視点
家計簿API を検討する上で、他社サービスとの比較が気になる方も多いはずです。
- Money Forward ME にはAPIが公開されていない(法人向けクラウドサービス経由のみ)
- Moneytreeの開発者向けLINK APIは法人向けだが、個人向けのChatGPTアプリ連携で自動連携明細・残高を利用できる(後述)
- freee は個人事業主・法人向けが中心、家計簿用途とは目的が異なる
つまり、個人ユーザーが自分の家計簿データをAIに読ませたいというユースケースでは、多くのサービスがZaimと似た制約を抱えています。現時点での例外がMoneytreeのChatGPTアプリ連携です(詳細は後述の比較章)。
(別途Money Forward側の検証記事は別で書く予定)
【考察4】AIファイナンス市場全体への示唆
AI家計簿 使えない と検索する方が増えるのは、この構造的な制約が理由です。
- LLM側(Claude、ChatGPT)の能力は上がり続けている
- しかし家計簿サービス側のデータ開放は進んでいない
- 結果として「AIには聞ける、けど元データが取れない」という宙ぶらりん状態が続く
なお海外では、OpenAI自身がChatGPTに金融口座を連携する「Finances」機能のプレビュー提供を米国で始めています(Plaid経由・2026年時点で日本の金融機関は対象外)。データ開放が進んだ市場からAI家計管理が実用化していく流れは、今後日本にも波及する可能性があります。
FPとして家計相談の現場で見ていても、「AI家計簿」への期待値は実装ができる水準を超えて先行しています。ここで冷静に一次情報を提供することは、AI導入で失敗しないための予防的な情報発信として価値があると考えます。
【接続方法】ZaimとChatGPT・Claudeを繋ぐ技術構成

「手入力データの範囲でよいから繋ぎたい」という方向けに、接続構成をまとめます。
ChatGPT(GPTs)と接続する場合
ZaimはOAuth 1.0aとHMAC-SHA1署名を使うため、GPT Actionsからの直接接続には向きません。公開された中継APIを挟むのが一般的です。
カスタムGPT
↓ GPT Actions
中継API
↓ OAuth 1.0a
Zaim API
- Zaimのアプリケーション登録では「ブラウザアプリ」を選択(サービスURLは中継APIのURL)
- Consumer Key / Consumer Secret / Access Token / Access Token Secret は中継API側の環境変数・シークレット管理に保存する
- GPTの指示文やOpenAPIスキーマに認証情報を直接書き込まない
- GPT Actions→中継APIの認証は、Zaimの認証情報とは別のAPIキーで行う
Claude Code・Codexから接続する場合
ローカルで動かすAIツールからは、MCPサーバー経由が現実的です。
Claude Code・Codex
↓ MCP
ローカルのZaim連携プログラム
↓ OAuth 1.0a
Zaim API
- ローカルMCPの場合、アプリケーション種別は「クライアントアプリ」が適切
- 本検証で使用したのは yone-k/zaim-api-mcp
書き込み権限を付ける場合の注意
書き込み権限を付ければ外部ツールからZaimへ記録を登録できますが、ChatGPTやClaudeからの誤登録・誤削除リスクがあります。最初は読み取り専用で構築し、書き込みは分離するのが安全です。
接続自体はこのように可能です。問題は、接続した先で取得できるのが手入力データのみという本記事の検証結果です。
【比較】MoneytreeならChatGPTから自動連携明細を使える

「自動連携された明細をAIで分析したい」という本来の目的に対する、現時点で最も直接的な選択肢がMoneytreeです。
MoneytreeはChatGPTのアプリ連携に対応しており、Moneytreeに同期済みの金融データをChatGPTの会話から利用できます。この連携は2026年5月28日に、マネーツリー株式会社と三菱UFJフィナンシャル・グループが「Apps in ChatGPT」を通じた提供開始として正式発表したものです(出典: マネーツリー プレスリリース)。実際の連携画面では、次の権限が表示されます。
- 残高の閲覧
- 投資用口座の残高の閲覧
- 明細の閲覧
連携後は、たとえば次のような質問が可能です。
- 接続している口座と残高を確認して
- 今月の支出をカテゴリ別に表示して
- 先月より増えた支出を整理して
| 比較項目 | Zaim | Moneytree |
|---|---|---|
| ChatGPTとの接続 | GPT Actions+中継APIの自作が必要 | ChatGPTアプリから連携可能 |
| Claudeとの接続 | MCP等を自作すれば可能 | 公式のClaude直接連携は要確認 |
| 銀行の自動連携明細 | ❌ API取得不可(実測0件) | ✅ ChatGPT連携で利用可能 |
| カードの自動連携明細 | ❌ API取得不可(実測0件) | ✅ ChatGPT連携で利用可能 |
| 口座残高 | ❌ 取得不可(実測404) | ✅ ChatGPT連携で閲覧可能 |
| 手入力明細の取得 | ✅ 可能 | 取得対象に含まれる可能性あり |
| 導入の手間 | 開発・認証設定が必要 | ChatGPTからアカウント連携のみ |
| 主な用途 | 手入力記録の取得・登録・編集 | 自動連携データの確認・集計・分析 |
Zaimは開発者が独自機能を作れるAPIを公開している点に価値がありますが、AI家計分析という目的ではMoneytreeの方が使えるデータ範囲が圧倒的に広いのが現状です。
Zaim MCPが有効に機能するユーザー像
Zaim MCP の導入価値は、Zaimの使い方によって大きく変わります。
有効に機能するユーザー:
- 日々の支出を全て手動で入力しているタイプ
- レシート読み取り機能で入力を完結させているタイプ
- 大きい買い物・特別費だけをZaimで管理しているタイプ
- 現金管理メインで銀行連携を使っていないタイプ
機能しないユーザー:
- 銀行連携・クレジットカード連携がメイン(多数派)
- 家計簿を「見るだけ」で入力していない
- AIに全てお任せしたい
自分がどちらに当てはまるかで、Zaim Claude 連携 に価値があるかが決まります。
対応策の選択肢
現状のZaim API制約を踏まえた対応策を5案提示します。
| 案 | 概要 | 実現難度 |
|---|---|---|
| A. 手入力運用へシフト | 銀行連携を切って全て手入力にする | 高(手間ワースト) |
| B. スクレイピング自作 | PlaywrightでZaim画面から抽出 | 中(規約グレー) |
| C. 別サービスに乗り換え | Money Forward等でAPI再検証 | 中 |
| D. Zaim MCPは補助的に使う | 特別費だけ管理するツールとして | 低(現実的) |
| E. AI家計簿は諦める | Zaimは見て、AI分析は使わない | ゼロ |
| F. CSV出力でAIに渡す | Zaimのエクスポート機能でCSV出力し、ChatGPT・Claudeへアップロード(スプレッドシートを中間DBにする構成も可) | 低(手動作業が残る) |
FPとしての現時点の推奨は C(別サービス検証・特にMoneytree)、D(限定用途)、F(CSV連携) です。
- C: MoneytreeのChatGPT連携なら自動連携明細を扱える(前章参照)
- D: 手入力・特別費管理の範囲ならZaim MCPも実用になる
- F: リアルタイム性はないが、自動連携明細も含めた全データを分析に回せる
Zaimへ送る機能改善要望(テンプレート)
現状仕様への不満は、要望としてZaimに届けることもできます。以下は実際にZaimサポートへ送るための要望文テンプレートです。
問い合わせ文テンプレート(クリックで展開)
件名: Zaim APIで自動連携明細を取得できるようにしてほしい
Zaimサポートご担当者様
いつもZaimを利用しております。Zaim APIについて、機能改善の要望がありご連絡しました。
現在、Zaim APIの家計簿明細取得では、ユーザーが手動で登録した明細のみが取得対象となり、銀行口座やクレジットカードなどから自動連携された明細は取得できない仕様と認識しています。
しかし、Zaimを利用する主な理由の一つは、銀行やクレジットカードの明細を自動で集約できる点です。自動連携明細をAPIから取得できない場合、APIで分析できるのは手入力した一部の記録に限られます。
特に、以下のような用途で利用できない点に不便を感じています。
- 自動連携された銀行・クレジットカード明細の取得
- ChatGPTやClaudeなどを利用した家計分析
- カテゴリ別、口座別、月別の支出集計
- GoogleスプレッドシートやNotionへの自動連携
Moneytreeでは、銀行やクレジットカードの自動連携明細を、ChatGPTとのアプリ連携を通じて取得・分析できる環境があります。Zaimでも自動連携明細をAPIから取得できるようになれば、AIや外部ツールを活用した家計管理の用途が広がり、Zaimを継続利用する理由にもつながると考えています。
セキュリティや金融機関との契約上、すぐに開放することが難しい場合でも、例えば以下のような方法をご検討いただけないでしょうか。
- 読み取り専用権限に限定して提供する
- 本人利用に限定する
- 明細取得への個別同意を追加する
- 有料プラン限定機能として提供する
今後、自動連携明細をAPIで取得できるようにする予定や検討状況があれば、あわせて教えていただけますと幸いです。ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
実際に私自身も、要望を送りました。
Zaim公式ヘルプ/問い合わせ導線
https://content.zaim.net/questions
もしブラウザで問い合わせフォームが見つけにくい場合は、アプリ内から行くのが確実です。
アプリから送る手順
- Zaimアプリを開く
- 右下などの メニュー/設定 を開く
- ヘルプ・お問い合わせ を開く
- 該当する質問を検索
- 解決しない場合に お問い合わせ から送信
送る内容の分類
今回の要望は、ただの不具合問い合わせではなく、API機能改善要望として送るのが筋です。
ZaimのAPI利用規約上、「家計に関する情報」にはアグリゲーションサービスで取得した入出金履歴も含まれる定義になっています。ただし、実際のAPI取得範囲とは別問題なので、そこを丁寧に確認・要望する形がよいです。
件名はこれでよいです。
Zaim APIで自動連携明細を取得できるようにしてほしい
本文は、さっき記事に入れたテンプレートをそのまま貼って問題ありません。
補足で最後にこれを足すと、問い合わせとして通りやすくなります。
なお、Zaim APIの利用規約上は「家計に関する情報」にアグリゲーションサービスで取得・表示する入出金履歴情報も含まれると理解しています。
一方で、現在の /v2/home/money では手入力データのみが取得対象になっているように見受けられます。
仕様上、自動連携明細をAPIで取得できない理由や、今後対応予定があるかを教えていただけますと幸いです。
API仕様はZaim側が変更できるものなので、要望として送る意味はあります。
規約上もAPI仕様変更の可能性は明記されています。
同じ不便を感じている方は、ぜひZaimへ要望を送ってみてください。
ユーザーの声が集まれば、8年間変わらなかった仕様が動く可能性もゼロではありません。
Zaim×API連携においてのFAQ
Zaim APIで銀行連携データが取れないのはなぜですか
Zaim公式ドキュメントで「手動入力データのみ取得可能」と明記されており、この仕様は2018年から変わっていません。銀行連携データはZaim内部の「アグリゲーションサービス」という別枠で管理されており、API経由での取得は制限されています。
Zaim MCPは無料で使えますか
はい、個人利用の範囲では無料です。ただし、法人利用の場合はZaim側に問い合わせが必要です。
Zaim APIで口座残高は取得できますか
いいえ、取得できません。/v2/home/accountに残高フィールドが存在せず、残高専用エンドポイントも存在しません。
ブラウザアプリとクライアントアプリで取得できるデータは違いますか
いいえ、同じです。両者の違いは「サービスURLドメインからのアクセス制限があるかどうか」であり、取得可能なデータ範囲はどちらも同じ「手動入力データのみ」です。
Zaim APIの認証は難しいですか
OAuth 1.0aという少し古い認証方式で、3ステップのやり取りが必要です。ただしPythonのrequests-oauthlib等のライブラリを使えば実装は簡単で、30分程度で完了します。
ZaimとChatGPT・Claudeの連携自体はできますか
技術的には可能です。ChatGPTはGPT Actions+中継API、ClaudeはMCPサーバー経由で接続できます。ただし、どちらの方法でも取得できる明細は手入力記録のみで、Zaim API側の制限は変わりません。
Moneytreeなら自動連携明細をChatGPTで使えますか
はい。MoneytreeのChatGPTアプリ連携では、Moneytreeに同期済みの残高や取引明細をChatGPTから利用できます。自動連携明細を扱えないZaim APIとの最大の違いです。
まとめ
Zaim API 使えない と語られる背景には、次のような事実があります。
- Zaim APIは「手動入力データのみ」しか返さない仕様
- 2018年から仕様変更なし、今後も継続の可能性が高い
- 銀行連携・クレカ連携メインのユーザーには実用性がほぼゼロ
- 口座残高も取得不可、家計相談の入口質問に答えられない
FPとして家計を扱う立場から見ると、この検証結果は「AI家計簿導入で失敗しないための一次情報」として共有する価値があると判断しました。
「便利らしい」で導入せず、実際にデータが取れるかを一次情報で確認してから決める姿勢が重要です。
「AI×家計簿」の議論が盛り上がる中、実装が追いついていない現実を知った上で、賢く選ぶ視点を持っていただければと思います。



