近年、投資のブームと共に、投資スクールの数も急増しています。
この流れに乗じ、違法行為を行うスクールも増えてしまい、詐欺被害に遭うケースも報告されています。
効率的に投資知識を得られるとされる投資スクールやセミナーですが、その中には「怪しい」「詐欺では?」と疑問を持つ方も多いでしょう。
本記事では、累計7回以上投資スクールを受講してきた私らいでが、怪しい投資スクールの見分け方と、信頼できる投資教育サービスの選び方を詳しく解説します。
安全かつ効果的に投資知識を身につけるための重要なポイントを、ぜひチェックしてください。
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投資スクール・学校は怪しい?
投資スクールや投資セミナーは、投資について学びたいと考える多くの人々にとって魅力的な選択肢です。
しかし、マネーリテラシーが低い人をターゲットに、詐欺まがいの商品を販売する投資スクールもあり、投資詐欺を怪しいと感じる方も多いでしょう。
投資スクールを怪しいと感じる方は、次の理由から怪しさを感じていることが考えられます。
料金が高額で怪しい?
投資スクールが非常に高額な料金を請求する場合、その価値を慎重な評価ができず、怪しいと感じます。
教育の質や内容、提供されるリソースやサポートが料金に見合うものかどうかを確認しましょう。
多くの投資スクールでは、一連の講義を通じて広範な知識を提供しますが、そのための費用が数十万円に上ることもあります。
ただし、これを1か月単位で考えると、費用は1万円から数万円程度となり、他の趣味やスキル向上のための講座と比較しても特別高価なわけではありません。
このように料金を検討し、自分が学びたいこととコストパフォーマンスも加味して投資スクールを選びましょう。
主要なスクールの料金は次の通りです。
出所:マネイロ、ABCash(エービーキャッシュ)、バフェッサ投資講座 ファイナンシャルアカデミー、SHEmoney(シーマネー)、マネースクール101
スクール 費用(税込み) マネイロのオンライン無料マネー相談 0円 ABCash(エービーキャッシュ) 415,800円~767,800円 株式投資スクール/ファイナンシャルアカデミー 入学金33,000円+
305,800円~415,800円バフェッサ投資講座 250,000〜430,000円 SHEmoney(シーマネー) 328,416円 マネースクール101 0円
無料で逆に怪しい?
一部の投資スクールやセミナーが無料で提供されることに対し、「無料だから怪しい」と疑念を抱く方もいます。
実際、無料での提供背景には、セミナー主催者が販売したい商品があることが挙げられます。
主催者による無料の理由:
- 銀行・証券会社・保険会社:
→講義を通じての情報提供や教育が行われ、これを機に自社の金融商品やサービスの紹介、販売に繋げることが目的です。 - FP事務所・保険販売代理店
→無料セミナーを通じて個別相談への案内や顧問契、保険商品の販売につなげることが一般的です。 - 投資スクールや有料のマネースクール
→初回のセミナーを無料で提供し、感想やレビューの増加、知名度を上げることや新規顧客の獲得を目指します。 - 地方自治体・教育委員会・NPO法人:
→教育や啓蒙を目的として無料で情報を提供することが多いです。
これらの無料の提供は営業活動やマーケティングの一環として位置づけられることが多く、無料だからといって必ずしも怪しいとは限りません。
ただし、利用する際には提供者の背景や目的を理解し、無理な勧誘がないかどうかを確認することが重要です。
健全な運営を行っている企業や団体であれば、無料で質の高い情報を得る絶好の機会となり得ますので、信頼できる場合は積極的に利用すると良いでしょう。
詐欺まがいの投資商品の押し売りがありそうで怪しい?
投資スクールの中には、教育を装いつつ実際には特定の投資商品への勧誘を行うケースが存在します。
このような状況を避けるためには、参加前にスクールに関する詳細な調査が必要です。信頼できる第三者の意見や評価も参考にすると、客観的な判断がしやすくなります。
確かに、悪徳業者による事例は全体のごく一部に過ぎませんが、無知を利用した詐欺まがいの勧誘には注意が必要です。
多くの投資スクールは「投資の知識を広める」「資産運用を支援する」といった正当な目的で運営されています。
しかし、参加者の不利益になるような行為には警戒し、信頼できるスクール選びが重要です。
スクールの選択時には、運営会社の背景や過去の評判、提供される教育内容やその費用を総合的に検討し、自分に合った信頼できるスクールを選ぶことが大切です。トラブルを避けるためにも、事前のリサーチと慎重な選択が求められます。
勧誘・セールスがしつこい
透明性や倫理性を欠いた強引な勧誘やセールスは、投資スクールの信頼性に疑問を投げかける大きな理由です。しつこい勧誘は、参加者の判断を曇らせ、不利益を招く可能性があるため、十分な警戒が必要です。
特に、セールスや広告が過度に都合よく見える場合、契約後にトラブルに発展するリスクが高まります。また、セミナーなどの現地イベントに参加する際には、さらに注意が必要です。過去には、FX投資スクールでの違法勧誘容疑により、25人が逮捕され19億円が集金されるという事件も発生しています。
「FX投資スクール」違法勧誘容疑などで25人逮捕 19億円集金か(朝日新聞デジタル)
このようなケースでは、「必ず儲かる」というような誤解を招く表現で、参加者から高額な費用を徴収していました。初めは信頼できると思っていたセミナーでも、実際には「必ず儲かります」と強く迫る勧誘が行われていたため、多くの人が誤った決定をしてしまうことがあります。
強引な勧誘者は、参加者に対して大きな利益を約束し、「なぜこのチャンスを逃すのか」というプレッシャーをかけてきます。しかし、そのような場合、業者はただ広く勧誘を行い、無差別に資金を集めている可能性が高いです。
強引な勧誘や不透明なセールスを行うスクールには注意し、信頼できる情報源からの評価や口コミを確認することが重要です。このように情報を慎重に選別し、自分自身の判断で冷静に対応することが、トラブルを避けるためには必須です。
運営者・運営元の経歴がおかしい
セミナースクールの運営者や運営元の経歴背景については、十分な調査を行いましょう。不透明な運営背景や疑わしい経歴は、そのスクールは怪しいと言えます